『蔵造り編』は…
川越市内に存在する「蔵造り」を紹介する『川越の建物 蔵造り編』を9月30日に発行する。
Wordで用意していた各建物の紹介記事を元に、Adobe の「InDesign」を用いて、レイアウトを自分で組み、イメージを形にしていく。
今回は「川越の建物」シリーズの続編ということで、前作のフォームが流用でき、シリーズとしての統一感と、作業の効率化という点で、役に立っている。
これによって、時短に繋がり、作業よりも中身の確認に時間が使えるところも大きい。
前回の投稿は入稿開始前で本当に発行日に間に合うのか、かなり不安な状況であったが、かなりの追い込みと、関係者の協力もあり、なんとか無事発行に向け、進めることができた。
印刷会社に入稿を始め、約2週間で責了と、短期間で作業を進められたのは、印刷会社、外部スタッフの協力によるところが大きく、感謝したい。
さて、今回、作業進行が大きく遅れた理由は複数あるが、一番大きい理由は締め切りギリギリまで本を面白くしたいと、取材、資料の調査を行っていたことが挙げられる。
結果的には1年以上調べていることになる。
各建物を紹介する本文は前作の倍近くで、建物の歴史や、まつわる話を色々調べ、聴き、それを記している。
これは建物の資料だけではなく、関連する雑学部分も面白そうなネタを仕入れるために様々な媒体の資料を見て、その中の一部を本書内で紹介している。
その内容は建物関係本だけではなく、地史や、古地図、それから江戸時代の書物や、落語、映像作品など多岐に渡る。
これまで書かれてきた蔵造りの記事の多くは昭和後期の資料記事の写しが多く、独自の言葉による建物紹介や、関連の話は少ない。
一方、今回発行する『川越の建物 蔵造り編』では、雑学的な部分も含め、新たに建物にまつわる様々な情報を掲載する。
建物への興味が増すことが目的だが、読者の反応がどうなのか、この点が発行前から気になるところである。
『川越の建物 蔵造り編』
発行:仙波書房
編著:『川越の建物』編集委員会
協力:アニメーション制作会社 feel.
画 : Children's Playground Entertainment株式会社
2022年9月30日 発行 予約受付中!
A5判,158頁,4色刷
¥2,200(本体¥2,000+税¥200)
ISBN 978-4-910500-01-0
C-CODE 0052