さだまさしさんのお庭から vol.9 百日紅
『百日紅』
文字通り『ヒャクジツコウ』と読みますが、『サルスベリ』の方が一般的だと思います。花の色は赤、ピンク、紫、白など。ピンクや紫は濃淡の幅も広いです。
背が高い木が多いのでじっくり花を見る機会は少ないかも知れませんが、細いヒゲ状のガク(?)に支えられたフリル状の花弁が扇のように広がっていて、とても華やかです。夏空に映えますね。
『サルスベリ』と言われる所以は、木肌がつるつるしていてサルでも登るのに難儀しそうなことから。
『ヒャクジツコウ』と言われる所以は、100日もの間花が咲き続けることから。そして原産地の朝鮮には100日の開花に悲恋の物語が存在するようです。
雲になぞらえられた白い百日紅。ドレスのようなフリルをまとった小さな花がこんもりと咲く様は、なるほど雲のようですね。