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経営者の誤算!?システム化ができない理由とは・・・

医療・介護・福祉事業において、経営者や私を含む多くのコンサルティング会社が、事業運営が属人的にならないよう、ITを積極的に取り組みますが、上手くいかないのには理由があります。


それは”今のところ”属人的になってしまう業界だからです。


IT業界の経験ある経営者や、新しくITを導入したいと思う経営者の誤算は、『人は感情で生きている』ということを忘れてしまうからです。

 





おはようございます。医療・介護・福祉経営コンサルティング SELPFULJAPAN合同会社の塚本です。

今日は、妻の実家に新年の挨拶に行ってきます。
忘れていたわけではないのですが、なんだかんだで結局今日になってしまいました。

参拝もまだ終わってなかったので、それも併せて今日に行うことにしました。
これでやっと、新年を迎えたという気がするのかな?

 




さて、本日は『運営のシステム化に悩む経営者の誤算』についてお話します。

医療・介護・福祉業界が、こんなにも業務効率化に必要な運営のシステム化に手こずるには、訳があります。

それは、業界で働いている医療・介護・福祉専門職の方には大変申し訳ないのですが、一般的には ”世間を知らない人たちの集まり”というイメージがあります。

その中でも、常に新しい情報をアップデートし、自分を成長させているような方も少数ですがいますよね。

ただし、多くは専門学校を経てこの業界に入り、業界の中で何十年も働いていると、外の世界の変化に気づかない、むしろ目をそらすなんて、当然あることだと思います。

また、最終的に失職すれば、人手が足りない介護や福祉業界に行けばなんとかなる!という人もいることから、理屈的には、失職してしまい次の行き場のない人が来るところ。なのです。

今の時代、失職する人のほとんどは、自分をアップデートしない人です。つまり責任を他人に押し付け、今の自分で満足しているような向上心の無い人間ですね。
(様々な事情でこれに当てはまらないひともいます!)

また、人手不足が原因であることで、誰でも受け入れてしまうようなこの業界の悪しき習慣から、人材のレベル(つまり質)の低下が危ぶまれるのも無理がありません。

人手不足だからこそ、年齢制限なく働くことができるため、介護職の高齢化が問題視されるのも当然です。

 




経営者の誤算とは、思ったよりも学ばない人が多いということ、そして高齢化が進んでいるということ、この2つが運営や業務の効率化を妨げる要因であると考えています。

また、こういった人たちは、中にはすばらしい人材がいますが、ほとんどは”感情”で行動します。

理屈で冷静に考えることをしません。

理屈で考えられる人が少数だから、ITの導入も進まず、同時に高齢化が進んでいるから新しいことができないのです。

どんなにすばらしい『システム』に出会ったからといって、すべてが上手くいくとは限りません。定着させるめには、指導する時間と努力、あとは継続力が大切です。

まずは自分たちの社員がどの程度のポテンシャルがあるか見極めることから始めてはいかがでしょうか。

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