未来のリーダーを育てる SDGs時代の子育てガイド 感想
特に心に残ったのは、第1章「禁止から提案へ」の考え方です。つい「やめなさい!」と子どもを叱ってしまいがちな場面で、代わりに「これならいいよ」と選択肢を与えることで、子どもの自主性を育む方法が提案されていました。この発想の転換には感動しました!例えば、食事中に遊ぶ子どもに対し、単に叱るのではなく「このお皿に置いてくれる?」と提案するだけで行動が変わるというエピソードには、目から鱗でした。私自身、子どもとのコミュニケーションで頭を悩ませることがあるので、次回はこの方法を試してみたいと思います。
また、第7章「デジタル時代の子育て」では、テクノロジーとの上手な付き合い方について具体的なアイディアが紹介されていました。子どもと一緒にデジタルルールを作り、守れるよう支援するという方法は、とても現実的で親として実践しやすいと感じました。我が家でも、つい子どもがタブレットを使いすぎてしまうことがあり、タイマーを使う工夫などが役立ちそうです。
さらに、最終章で強調されていた「親子が共に学び成長する」というメッセージが、私の心を打ちました。子どもだけでなく、親もまた学び続ける存在であるという視点は、子育てが一方通行ではないことを再認識させてくれます。
本書を読んで感じたのは、子育ては常に試行錯誤であり、正解が一つではないということです。この本のアプローチは実用的で、すぐに試せるものが多く、特に心理学的な裏付けがある点が信頼できました。