見出し画像

神のみぞ知るセカイ


(私は20代の時、大きな病気を経験し、
長期治療、入院が必要となりました。
その時のお話。)


長期治療中のとき、
病気への不安や心配、
ネガティブな気持ちからか

「先生やのに〜してくれんかった。」

「先生が言ったから〜したのに。」

とグチりたくなりました。(苦笑)

〝先生〟って言葉だけで

先生=完璧な人

と無意識なうちに勝手に決めつけ、
その勝手なイメージから少しでも違うと、
腹が立ったり、残念な気持ちになる事が
あったんです。

そんな時、入院仲間の方から
『先生は神様じゃないからね〜。』
と言われハッとしました。

冷静になると当たり前の事なんですが、

〝先生〟もひとりの人間。

〝先生〟は神様ではないので、
100%全ての未来が見えている訳でも
ありません。
どれだけ治療法を考えて下さっても、
思うような結果にならないことだって
あります。


私の主治医も海外から資料を取り寄せては
新しい薬を試し、その度に

「今のお薬はどんな感じ?」

と、よく病室まで来て
私の言葉にならない独特な感覚を
聞いて下さり、治療方法を決める判断材料の
一つにして下さってました。
(主治医曰く、患者さんが治療中に感じた感覚って医学的根拠はなくても侮れないらしい。)

それからは治療中のイメージが、
〝おんぶに抱っこ〟から、
〝二人三脚〟へと変わっていきました。
その時やっと、
気持ちも少し落ち着いたのを覚えています。
(決して見下すとかの意味ではなく、
主治医はじめ、各分野の先生方や看護師さん、スタッフの方々への最大限の敬意をもったうえで。家族や友人の支えもあることとも忘れず。)

またそこから、
「早く治らんかな〜。」とただずーと
ベッドに寝てるだけではなく、
体調が落ち着いてる時は、
自分が頑張れる目標を立てるとか、
動かせる部位は動すとか、
全て受け身ではなく、
自発的に考えるように心掛けていました。


要は、どれだけすごい先生(医療)が
あろうと、
〝まずは自分の足で立たないといけない。〟
(気持ち的な意味で。全て自分でする!とか、
偉そうにするとかではないけど。)


誰かに全て決めてもらったり、
誘導してもらえると凄く楽なんだけど、
結局は自分次第。

たぶんこれは生きていくうえでも
そうなんだと思う。


将来どうなるかなんて、


〝神のみぞ知る世界〟ですよね。笑


だから、私は今やるべき目の前の事を
コツコツする。

病気になって良かった。とは思えない
ですが、そのおかげで出会った方々から
教わった生き方は、今でもこうやって
すごく助けてもらっています。


退院後、ヨボヨボになった体。と
引きこもりがちになった心は、
偶然出会ったヨガで本当に救われました。

こんな長期治療を経験した私だからこそ、
お伝えできる事があるんではないかと
ヨガを通して発信出来たらと思い、

5月から新しいクラスを
スタートする予定です!

またお知らせさせてもらいます。

最後まで読んでくださった方、
ありがとうございました🙏💫

いいなと思ったら応援しよう!