家族のような絆が生まれる場所 - 武学體術「清成会」第93回稽古レポート
皆様こんにちは。鮎川です。
12月19日、スマイル大森にて第93回となる清成会の稽古を開催しました。今回は「呼吸」をテーマに、参加者の皆さんと共に深い学びの時間を過ごすことができました。
■呼吸から始まる探求の旅
この日の稽古は、参加者からの「呼吸の使い方について」という質問から始まりました。武学において呼吸は非常に重要な要素です。特に今回は、観息・整息・数息という呼吸法を通して、普段気づかない身体の変化を体験していきました。
参加者の皆さんは、呼吸を意識することで自然に体の力みが抜けていく様子を、お互いの動きの変化を通して実感されていました。
■稽古内容の詳細
今回の稽古では以下のような内容を実践しました:
排打功の意味と稽古の順序についての説明
相手の力(力み)を顎に入れる稽古
呼吸法の実践(観息・整息・数息)
接触回避の練習
まずは通常の状態で
次に呼吸を意識しながら
吸う呼吸を使ったトレイン
特に興味深かったのは、相手の力んでいる部分をエネルギーの塊として捉え、それを呼吸によって自分の体の一部として受け入れていく練習です。これは、施術家として参加されている方々からも「日常の施術に活かせる」という声をいただいている技術の一つです。
■参加者の気づきと変化
稽古後の感想では、多くの気づきが共有されました:
「数息は11歩までが限界でした。少しずつ伸ばしていきたいです」
「今日は体調が優れなかったのですが、参加して本当に良かった。すっきりしました」
特に印象的だったのは、ある参加者の言葉です。
「最後のトレインで、無人島の家族のようなつながりを感じました。誰も信用しない私が、生き方や概念が変わりました」
この言葉は、清成会が目指している「家族のような信頼関係の構築」という理念そのものを体現していると感じ、主宰として深い喜びを覚えました。
■清成会の理念と未来
清成会には「それぞれの志の成就のために、日常生活における心身のエネルギーコントロールの向上」という目的があります。武学の基礎を大切にしながら、参加者一人ひとりが自己の枠を超え、新たなステージへ進むことを目指しています。
僕自身、この会を通じて成長を続けながら、もしかしたら将来的に酔八仙チームになるかもしれない、そんな可能性も感じています。そして何より、参加者の皆さんと共に学び、成長できることを心から嬉しく思っています。
【次回稽古会のお知らせ】
日時:2025年1月9日(木)18:00~
場所:勝どき区民館
武学の稽古に興味をお持ちの方、セルフケアや整体に関心のある方、どなたでもお気軽にご参加ください。初めての方も大歓迎です。
お申し込み・詳細については、下記のお問い合わせフォームよりご連絡ください。
新年最初の稽古で、皆様とお会いできることを楽しみにしています。
[お問い合わせフォーム]
https://resast.jp/inquiry/20346
清成会の詳細はこちら
https://resast.jp/page/consecutive_events/16744