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「界隈 = 自分の周囲の人や環境」をただ信じてきた

今回は自己実現編のインタビューです!

CRAZY Weddingのプロデューサーをされている松田佳大さんに、セルパメンバーの翔子がお話を伺いました。
特に目標を見つけたい、目標があっても続かない、と思っている人にとって新しい気づきが満載です。ぜひ最後まで読んでみてくださいね☺️

松田佳大さんのプロフィール

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株式会社CRAZY プロデューサー 。
結婚式や表彰式など「人と人の関係性をつなぐ体験」をつくるプロデューサー。2016年に「心震える体験をつくるシゴトがしたい」とリクルートからCRAZYへ転職した後、大阪支社のち立ちあげとともに約100組の新郎新婦さまのオーダーメイドウェディングを担当する。そのノウハウを活かし、2018年には法人向けブランディングイベントや社内イベントのプロデュース事業をスタート。現在は、他ブランドとのコラボレーション企画や、CRAZYの事業開発などあらゆる企画に携わっている。これまでの自慢はフジテレビ系列番組「ハモネプリーグ」で優勝したこと。趣味は嵐とゲームと家族。将来の夢はフェスを自主開催すること。

Twitter:@yosshi007


ー松田さん、本日はどうぞよろしくお願い致します!
松田:よろしくお願いいたします。

自己実現は「私」そのもの!?

ー松田さん、本日はどうぞよろしくお願い致します!
松田:よろしくお願いいたします。


—突然ですが、”自己実現”という言葉を聞いて何を思い浮かべますか?
松田:そうですね。僕にとっては自分の生きざまそのものじゃないですかね。何か壮大なものとか、みんなにとって素晴らしいものである必要は全くなくて、自分が決める人生のことだと思っています。

—少し前まではキャリアを築くことがある種の人生目標といった風潮もありましたが...
松田:キャリアって今となっては必要ないものなのかな、と思います。もはや学歴や生まれが意味を持たなくなっている中、キャリアを築きたいという人がいるとすれば、時代を捉え直さないといけない気がしますね。


ー昔から”当たり前とされていること”に疑問を持ち、自分ならではの考えをもっていたのでしょうか?
松田:幼少期から自分の軸がしっかりしていたわけではなかったです!小さな町の、複雑な家庭環境で育ったこともあり、両親や周囲の人の反感を買わない事や個人で出した成果に対して高い評価を得る事に当時は意識が向いていたと思います。

—何か変わるきっかけがあったんでしょうか。
松田:高校生の頃にアカペラのハモネプで優勝した経験が大きかったと思います。優勝したものの、全国放送されたくない、納得のいかないパフォーマンスだったんです。自分では恥ずかしいと感じる映像が全国に放送される恐怖に加え、その放送を見た世間から称賛も批判も大量に受けた事で、今まで自分の中で保ってきたバランスが完全に崩壊したのがきっかけです笑

仲間となら遠くまでいける

—経験したことのない精神的に不安定な局面をどう乗り越えられてきたのでしょうか。
松田:大学時代もバンド活動は続けていたんですが、あるライブで「自分たち(松田さんら)の曲を聞いた事がきっかけで足を切断しました。」という車椅子の男の子に出逢ったんです。
僕自身はそれを聞いた時、自分たちのせいでとんでもない不幸を引き起こしてしまったと後悔しました。ところが、周囲の反応は自分と全く正反対で、”男の子に勇気を与えた”と前向きに捉えていたんですよね。この経験をきっかけに、仲間と一緒に何かを目指すことや仲間がいるからこそ実現できることに魅力を感じるようになりました。

—ハモネプの経験から10年ほど経った今、松田さんご自身が日々大切にされていることはありますか。
松田:そうですね。この出来事をきっかけに新しい価値観を得たものの、自分のストイックな側面を失った訳ではないんです。今の自分にとっては、

📌 自分一人の努力でなんとかする成果重視の目標
📌 仲間と取り組むからこそ成し遂げられる目標

の両方を常に意識しつつ、バランスをとることを日々大切にしています。

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さいごは「決め」の強さ勝負

ー世の中には何か目標を決めても”努力し続けられない”、”モチベーションが上がらない”、と悩んでいる人が多いと思うのですが、松田さんはそういった経験をされたことはありますか。
松田:自己実現したいっていう想いはほとんどの人がみんな持っていると思うんです。でもできないのは、結局「行動できていない」からに尽きると思います。
ただ、356日24時間ずっと目標に向かって努力し続けられる人なんていないですよね。だから、やるって決めた時に行動する。その意思を強く持つ事が大事だと思う。

—ずっとやる気に満ちている必要はないけれども、「自分はこれやるぞ。」ととにかく決めることがコツなんですね。
それも結構ハードルが高いように思えるのですが・・・
松田:それでいうと、勘違いしてはいけないのは、自己実現って何かすごい目標を掲げたり、何か変化を伴うものである必要もないんですよね。例えば家で寝ていたい、とかゲームをしたいっていうのも立派な目標なんですよね。

—とはいえ、実現したい目標がない場合はどうすれば良いのでしょうか。
松田:今の時代そういう人は多いかもしれませんね。目標って、起業とか何か世に知れ渡るような大々的な成功というものをイメージすると完全に迷い子になってしまうと思います。
自分なりのやりたい事を見つけるには、”界隈 = 本当の自分と向き合う"たまたま"に出会えそうな身近な環境”に身を置くのが一番かもしれませんね。

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「界隈=自分の周囲の人や環境」を信じ、理由がなくても選択できないといけない

—何かチャンスがあるから「界隈」を信じるのでしょうか?
松田:何かを始めるとき、みんな最初からチャンスとか成長機会を求めがちなんですが、CRAZYに移るときも何か機会を求めていた訳ではなく、なんとなく自分の人生に欲しい種が詰まっている気がしたからだと思います。今でこそCRAZYは愛情とか感謝のエッセンスを忘れさせない家族みたいなものだけど、最初からそんな温かさがあるとわかってコミットしたわけではないからね。
何かがあるから、何かが得られるから自分がコミットするか決めるっていうのは違うと思うんです。今の時代、理由がなくても選べないといけないんです。例えば、ラーメンを食べたいと思ったらまずは周囲の友達に聞いて教えてもらったお店にいってみる。美味しいかはわからないけどまず試してみる。この場合、界隈は友達で、「正解はわからないけど界隈を信じる」これがめちゃくちゃ大事だと思います。

—”何があるかわからないけど、界隈を信じてやってみる”ことが大切なんですね。ただ正解がわからない中で”やってみよう”と決めるのにはやはり抵抗があったりします。”えいやっ!”と決めてしまうコツはあるんでしょうか。
松田:そうですね〜。結局いくら考えてもいくら理由を探しても自分の価値観だけで判断できないことがほとんどだと思うんです。だから自分の信頼できる人を界隈に置く。そういう人たちの判断って自分とそんなに大きくぶれることはないんですよね。誰とやるのか、どういう人に相談するのか、そこをしっかりもっていることが自分にとって良い選択をする近道なのかもしれません。「界隈」を信じ、理由も確信もなくても選択できないといけない

信頼できる人の特徴は「好きなもの、優先度の高いものが一緒なこと」

—松田さんが”この人は信頼できるな”と思うポイントはなんでしょうか?
松田:自分の好きなもの、優先度の高いものが一緒なことかな。例えば仕事ならお金稼ぎが大事なのか、アットホームな環境が大事なのか、とかね。そういうのって人によって優先度が違うから。

—自分はどんな人やどんな環境が合っているのかわからないことも多いのですが..
そういう感覚が20代でわからないのは当たり前だと思う。だから最初の就職先なんて本当はどこでもよくて、経験を積む中でより良いと思う方向へ移っていけばいいんじゃないかな。

「決め」が揺らぐ時は、とにかく終わらせない

—では最後に、決めの強さがまだまだ揺らぎがちなU25世代に対し、そういった日々を乗り越えていくためのアドバイスを頂ければと思います!
自分の場合は目標を叶えた後にどうなるかをまず考えるようにしています。
目標を達成する先が自分にとってテンションの上がることならやる。
毎日10歩進めなくても、一歩なら進めるはず。
そして進むのが辛い時は「成長しようと考えるのではなく、まずは終わらせない事」が大事だと思います。

—松田さん、本日は貴重なお時間頂きありがとうございました!!


インタビューを終えて

松田さんのお話いかがだったでしょうか。

🌱「正解はわからなくても、界隈を信じて決めていく」
🌱「決めた事はゆっくりでもいいから終わらせない」

自己実現は何も立派な目標ありきのものじゃないし、今日できる事を一つずつやっていこう!
というメッセージを感じました。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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