経験がないから経験できない
定期試験の時期が終わって夏休みに入り、ツイッターで様々な夏休みの過ごし方を見かける今日この頃。
部屋にこもってひたすらTLをスライドさせている僕は、ぼーっとしながらふと考えることがある。
経験ってほんとに大事だよなあ
先に述べたとおり、ツイッターでは1人旅行にコミケに海にバイトに帰省に、と様々な夏の過ごし方が見られる。
だが僕は何をするでもなく、やることといえば仕送りで酒を飲んだり、R18の漫画を読んだり、ネットでニュースを漁ったり、あまりにも虚しい。一瞬の快楽を漁って罪悪感を募らせるばかりだ。
その経験は将来役に立つことはほぼないだろうし、綺麗な思い出として未来の自分が思い出すことも決してないだろう。
このまま歳を重ねたら、僕はどうなってしまうのか。
答えはわかりきっている。どこに出しても恥ずかしいダメ人間が1人出来上がるだけ。
何が悲しくて自分はそんな人間を育てようとしているのか?なぜこのままではダメになるとわかっていながら放置するのか?これはもはや1人の人間を殺めているようなもの。
それでも行動しない。自分はなぜか努力をしない。
その理由の1つとして、僕は主体的な経験のなさを挙げる。
大概のことを受け身で経験して来た結果、プラスを得ることより目先のマイナスを避けるようになった。これは受け身の経験による喜びが主体的なそれと比べて少なく、また失敗の際の叱責も多かったためだろう。
僕は「受け身の」叱責から失敗を極端に恐れるようになって「自分から」をすることはより一層少なる、あとはもう負のループだ
もう少し受け身をこなす能力があれば変わっていたかもしれないが……
「経験がなくて失敗するなら経験すればいい、だけど成功した経験がないから経験はしたくない。失敗して傷つきたくない。」
目先の失敗を恐れ、自己保身に走るあまり失敗という経験すら拒否する。なんて馬鹿らしい話だろうか。