NHKにぶっ壊される党
『NHKにようこそ!』というタイトルをご存知でしょうか
このノートを見に来ている方は十中八九ツイッターのFFの方ですし、知っている人が殆どだと思います
ですが、そう推測した上でこのタイトルに触れるのは、それが僕にとって第2の原点のようなものだからです
このタイトルは大学を中退した22歳で引きこもりの佐藤達広を主人公に据えた物語であり、引きこもりを救う天使を自称するヒロイン中原岬ちゃん、大学を中退してアニメの専門学校に通う高校の後輩の山崎薫くんなど、個性豊かな人物たちとの交流を軸に話が進んでいきます
ですがこの作品はサクセスストーリーのようにスカッとさせてくれる類のものではなくて、主人公達が社会的に見て成功と言えるような成功を成し遂げることはありません
主人公の親による家庭訪問、成り行きで自殺オフ会に参加する、ネトゲ依存、マルチ商法に引っかかる、現在では薬事法に引っかかりそうなことをやるetc……
むしろ、ページを進めることに、あるいは動画を見るのに一種の覚悟のようなものが必要な展開ばかりです
ですが、それでも僕をはじめとした決して少なくない人の心を捉えて離さないのは、その描写に多くの魅力があり、様々な動きをする登場人物達への投影、共感、同情、憧れ(?)をもって親しまれているからなのでしょう
僕がこの作品と出会ったのは大学1年目の冬(2016年の12月〜2017年の1月あたり?)で、億劫さや劣等感ほかいくつかの理由から大学への足が遠のいてきた時期でした
そんな中でたまたまこの作品と出会い、登場人物への虜になってしまいました。おかしな話ですが、自分が鬱屈としていなければこの作品のおもしろさを感じることはなかったかもしれません
セルフマンのツイッターもNHKにようこそ!関連botのフォローからここまで来たことを考えるとちょっと感慨深いものもありますね
ただ逆に、あそこでNHKにようこそ!のアニメに出会ってなかったら長々と陰鬱さに引っ張られることなく、留年するなんてことは無かったかもなんて考えたりもしますが……色んな意味でこの作品には衝撃を受けてぶっ壊されたので……
まあ、1年の後期から大学への足が遠のき始めるなんて遅かれ早かれどこかしらでつまずいていたんでしょう、なるべくしてなるようになったと考える他ありません
NHKにようこそ!に関して語りたいことはまだまだたくさんあるのですが、今回書きたいのは「私的NHKにようこそ!長文感想レポート」ではなくて「半分ダメダメなメンタルだった時だからこそ出会えた面白さがあったよ」ってことと「NHKにようこそ!おもしろいよ」ってことなので機会がもしあったら別に書いてみたいなと思います
誰かとNHKにようこそ!について語ったり、同時にアニメ視聴して感想を言い合ったりするなんてことがあったらいいなと思いつつ、ここまで読んで頂いてありがとうございました
(`ェ´)ピャー