ガンになった時の夫婦のあり方、どっちがいいのか…。

あるミュージシャンの男性が、ガンを公表して、その後出来事をSNSでアップしているそうです。

　
私はニュースの記事しか読んでないので、出来事を知ることしかできていない。
　
ニュース記事ってニュアンスが変わるから、本当に知りたいときは、本記事を探しにいくんだけど、最近はそこでやめておきたい…という自分の複雑な気持ちもあります。
闘病のSNS やブログはタイムラインに流れてきたら読むこともあるけれど、情報サイトも闘病ブログもあまり目にしなくなりました。
　

ここにも経過をしっかり残そうとしましたが、もともと変な完璧主義なので、きちんと経過を残せない(体調が悪い中、日々のやることをこなすだけで精一杯でした)ので、やめてしまった💦
　
いつか落ち着いたら、メモや呟きを見ながら、振り返りたいと思います。
　

　
そんな訳でニュース記事でしかその方のことを存じ上げませんが、私にとっては奥様の方がよく知っているので、「どう感じてるのかな？」と気になることでもありました。
　
そんな今朝、旦那様の髪の毛を刈った時に泣いてしまった、というニュース記事を見ました。
その場では笑ったけど、姿を見て泣いてしまったと。　

私も3年前に夫のガンに直面しました。
すごくショックでした。
その時感じたストレスが、今のこの状態を作っている小さな一因だとも思っています。
(出来事の直後は平静でいるけれど、数ヵ月後に円形脱毛症になるタイプ)
　

夫は理論的なタイプで感情的に取り乱すことがなかったこと、術前も術後もガンそのものの症状で苦労したりとか、抗がん剤で苦労したということがなかった(術後の傷の痛みはあった)ので、今回の私よりはガンを意識する時間はとても短かったです。
　

それでも、ガンとわかった時の衝撃や不安、子ども達のこと、家のことへの心配は大きかった。
　

でも、持ち前の意地っぱりと、夫のキャラクターに救われて、私が夫や子どもの前で泣くことはありませんでした。
　

泣いたり取り乱して、受け入れて…という過程を経る方が、精神衛生的にはいいという話もあります。　
私も夫も、タイプは違うけど、そういうことが出来にくくてここまできました。
　

それでも、今でも私のガンの話は、日常の子どもの前でも冷静に平気で、時に笑いも交えながら話せています。
夫の前で泣いたのは、告知された当日と子どもにいつ言うかと相談した時だけだし、医療が始まってからはガンのことでは一人でいるときすら泣いてないかも😅。
　
私たちは感情を揺さぶる方が、後々ストレスを感じてしまうタイプだし、やるべきことを淡々と過ごしていく方がいいからそうしているけれど。　

　

でも、時々、思うんです。

私が取り乱したり、時々泣いてしまったりするタイプだったら、どうなるんだろう。

　
夫が動揺したり、取り乱していたら、私はどうしていただろう？

私は夫がガンになった時、夫や子どもの前では泣かなかったけど、仕事の行き帰りや病院に行くときの車の仲ではよく泣いた。
夫はそういうことはなかったんだろうか？
　
　
今朝、ご飯の席であれこれ話しているときに、
「あぁ、この人も表面に出さないだけで、ショックを受けてたり動揺してることもあるんだろうな」と感じることもあった。
　
　
いや、あることはわかってるんだけどね。
　

私がガンだと知った時、どうだったんだろう？
　
私を坊主にした時、楽しそうだったのは事実だけど、その後坊主姿をどんな気持ちで見ているんだろう。
最近、眉毛がどんどんなくなってきたのを、どう見ているんだろう？
　

聞いたって返ってくる答えはある程度わかってるので、聞かないけど。
　

そんなことをニュースを見て思った朝。
　　

当事者も支える側も、伝えきれない思いを持ってしまうのも「病気」「闘病」ってヤツなのかなぁ～。

ちなみに昨日は抗がん剤ラスト!
ラストケモというヤツです!
今回の副作用はこれからドドーンと来るけど、これも最後なら頑張れる!
やはり回を追うごとに副作用はきつくなりますね…(;-Д-)
三週間のうちにまともに動けるのは最終の1週間なので、忙しい
→抗がん剤前日までバタバタ
→疲れたまま病院
→数値いいわけない
→点滴4時間
→もちろん寝る
→仕事も本も持参したけどただの荷物
→9:30に家出て、帰宅は18:00過ぎ。
　
来月末に手術の予定で、その後も分子標的療法は続くし、放射線も予定されるけど、病院での時間も副作用も格段に減ると言われてる。
　
　
そうそう、先週は人生初胃カメラで広範囲の胃潰瘍がわかった。広範囲だけど全体的に浅い胃潰瘍。
飲む薬が増えてワケわからないからサプリメントや健食含めて表にした。
　

手術まで期間は短いけど、とにかく身体作り❗
自分の身体で「ちょうどいい」を探っていきます。

　
仕事は私が動けなくても何とかなった。
夫は疲れきってるので、労いながら動いてもらおう(鬼嫁w)。

この分だとおせち料理も作れそうだから、今年も頑張るか。
大掃除は残念ながら適当にw。

では皆様、よいお年を～。