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スイスの村生活

予告していたものと違う記事が毎度上がっていきますね。笑 お許しを。

今回は”生活”に焦点を当てていきます。

まず物価

高い高いと言われることで有名なスイスの物価。給与所得が高いので、感覚としては東京で暮らしているのと同じくらい・・・と言いたいところですが、ちょっと買い物しただけで1500円くらいはすぐに超え、一番お手頃な肉はといえば鶏肉。スーパーで7フラン/kg(800円くらい)、小分けがないので大体1kgくらいを買って帰る羽目になる。帰宅してからそのままか味をつけてラップに包んで冷凍庫へ。
ちなみに鶏は、ブロイラー(大量飼育される生育期間が短い鶏)が禁止されているので、手に入るものはいわゆる地鶏。
牛がたくさんいるので牛肉は安いと思われがちですが、肉牛は生産頭数が多くないので、高価です。スイス=牛、のイメージになっている牛は乳牛である場合がほとんど。生乳は42%強の割合がチーズ生産に回されます。

卵が12個で5フラン少し、600円くらい。と思えばリンゴが1kg500円くらいだったり、じゃがいも人参タマネギなどは比較的手に入りやすい。オーガニックに力を入れていて、また、自給率が56%と結構な割合なので、国産のものが多く手に入ります。ちなみに日本は38%。

野菜や果物は量り売りなので、小さく買い足していくことができます。それに突然色々半額になったりとかして、賢く買っていけばそこまで高額な生活になったりはしません。調味料が高く感じるので、醤油を始めとするものは日本から持って行っていたりします。

ただし、外食はその限りではない。何が一番高いって、外食が一番高い!悲鳴が上がるほど高い。笑

例えばハンバーガーランチ。ハンバーガーとポテト、小さめのコールスローがついて平均1700円〜。ランチで!マクドナルドのダブルチーズバーガーのポテトS +ドリンクセットで約1000円(日本は550円)と言えばわかりやすいでしょうか。夕食を食べにいけばひとり1万円なんて通常の範囲です。

私が夏季に住んでいるツェルマットという街はリゾート地なので、スイスの他の町よりも物価が2割ほど高い印象です。

そして続く食事事情

日々自炊をしますが、買うものはそんなに変わらない。
トマト、ズッキーニ、モッツァレラ、鶏肉(買い溜め)、人参玉ねぎじゃがいも。
あとパスタ。イタリア国境がすぐそこなので、イタリア系の食材も多いように思います。その日家にあるもので、レシピもないような何かを作って食事にしています。笑 スイスやハンガリーの友人たちに教わったメニューとか、作ってみたかったものとか。

キッチンはガスではなくて電熱です。IHのおうちもあります。乾燥しているので、山火事防止のためにも火ではなくて電熱になっています。なので調整が難しい・・火ならば消せば消えるけど、電熱は消しても熱いままなので、初めの頃はよく焼き過ぎを起こしました。よく使うのはオーブン!クッキングシートを敷いて野菜や肉やピザやケーキなどを気軽に焼きます。これが一番楽しいかもしれない。
ピザはピザ生地がスーパーで売っているので、好きな材料を載せてオーブンへぽいっと放り込んだらおしまい。グラスを出し、お皿とお手拭き(ティッシュ)を用意して、ビールを飲みながら待つ。幸せです。

ちなみにビールの話は別記事で書こうと思っているのですが、スイスは例に漏れずクラフトビール も盛んで、各地の数々のビールのほんの一部がスーパーで手に入ります。

小さな村(メインのエリアは20分くらいで歩ける)住まいなので、足りないものがあればすぐにスーパーに行くし、最近は中古のバイクを手に入れたので意気揚々。ですが、山なので・・行きは良い良い帰りはゼエゼエという日々ではありますが。電動バイクほとんどですが、私のは普通のマウンテンバイク(しかもサイズがちょっと大きい)で、標高1600mで坂を登るのは本当にしんどい。

途中で降りて押すことの方が多いです。笑
24時間営業のコンビニはありません。必要がないと言った方が良いかも。

この村の人たちは、『足るを知る』人たちと思っています。

物持ちが良く、ブランド品に目を輝かせるようなこともあまりなく、土地柄か山用品はたくさん持っている人が多いように思うけど、ザックやキャップなども何世代前のモデルだろう、というほど味のあるものを持っている人は非常に多い。

豊さとは

を考えられる土地です。

ゴミ捨ての話とか、もっとしたかったのですが笑 また次回、にします。

あ!ちなみにトップの画像は、ゴルナー氷河です。
1番左のモンテローザ (4634m)からぐるっと右端の小さな黒山クラインマッターホルン(3883m)までのパノラマ。ゴルナーグラート展望台からの景色です。

おしまい。

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ふう
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