
毒親 幸せそうな家庭に生まれて
父も母もいて外から見れば何不自由ないとてもいい家庭
暴力や虐待なんてことは無いし
ご飯時にはいつも声をかけてくれてご飯を一緒に食べる
自営業なのでみんな家族が手伝っている
なーんてことないごくごく'普通'な家庭
むしろいいわねーなんて羨まれるかもしれない
そんな家庭
だが、実は虐待などあからさまな言葉が当てはまらないごくごく普通の平和に見える家庭こそが実は毒親問題の闇が深い
外からはわからない むしろ平和に見えてしまうので 誰も気づかない
誰も問題視しようとしない
平和そうに見える家庭の毒親に育てられた子供は 窮屈な苦しい思いを誰にもわかって貰えない。
虐待されているだ。と言ったほうが、対処法があるし逃げる理由がある。そして外に伝える勇気があれば、辛さや苦しさもわかってもらえる。助けてもらえる。
私は、虐待がいいということでも、それを安易に捉えている訳でも無い。提示方法が明確なのだ。
だが、平和そうに見える家庭では、毒親の提示方法がとても厄介だ
まず理解してもらうのが難しい。気のせいだろう。あんなにいい親なのにお前は贅沢だ。
そんな親のこと悪くいう子供が悪いのだ。と
子供は親のことをきかなければならない。
手伝いは自営業なのだから当たり前のことで、手伝いしないなんて子供として最低だ。
親の面倒を見るのは子供の役目だ。こんなにお前の世話をしてやったのに恩知らずな子供め!
親は仕事で忙しいのだから家庭の手伝いもするのは当たり前だ。
親: 私はこんなに働いているのだからあなたも私以上に働きなさい。
子供は親より若いのだからもっと働くべき!そんなのは当たり前だ。
娘に、お店の後継を探しておきなさい。それでないと結婚は認めない。
こんなことが当たり前で、自分の意見を言うことは許されず、自分の時間は全くない
その上、夜には母親が部屋にズカズカと入ってきて、部屋が汚すぎる!掃除くらいしなさい。あんなもの部屋に置いてどうするの? 何を買ったの?そんなもの買っても使わないでしょ。
とプライベートすら邪魔をされる。
反発すれば、親に向かってそんな口答えやめなさい。と罵倒される。
自立するために資格の勉強をしていると、
母親: そんなことしてないで手伝いなさい。ほんと何もしない子ね。
そして外に出れば、
うちの子は何もしないんですよ。働きも手伝いもしないで何やってるんだか。と他人にいいまくる。
自立のために勉強しているのだと説明しても。
そんなのあんたには無理だから、そんなことしないで手伝って店を継ぎなさい。という
そしてある時は、
他人: 娘さん店を手伝って偉いですね。
いい娘さんを持って幸せですね。
なんて言われると、
母親: 全然そんなことないんです。ほんと何もしないんですよ。
こんな歳にもなって結婚すらまだですし、家に居候してるだけなんですよ。いい加減自立してもらいたいんですけどね。なかなか本人がね。あはははは。
と人前でバカにされ
自立しようと勉強すると邪魔をされ、チャンスを潰され、自分の時間を奪われバカにされる。
精神的に病むのも理解出来る。
こんな毒親が普通にいるのだ。
見せかけだけの平和な家庭に潜む 猛毒親。
この対処法はとても厄介でとても時間がかかる。子供自身がまずは、その事に気づきそして自分を守る方法を身につけ、毒で侵されている身を浄化していかなければならない。
[毒親問題解決は簡単だ。]
という記事を見た。憤りを感じた。
解決策は、親に従えば楽だ。ということ
それが出来ないのならば、距離をおけ。親と絶縁する必要は無い。というものだった。
それは、子供が毒親から身を守るための1部の対策であって、解決には程遠い。
毒親に育てられた子供は精神的に毒で侵されている
できるのならば、距離をおくことは確かに大事だと思う。だが、
精神的にも立場的にも支配下に置かれ逃げることを許されず、自由を奪われている子供はそれがなかなか出来ない。
この精神状態をわかりやすく言うならば、拉致されて監禁されているようなものだからだ。
外から見れば、逃げる時間は十分にあっただろうという状況であっても精神的にそれが不可能になる。
そしてどうすればいいかもわからなくなる。周りが敵だらけに見える。
何をするにも八方塞がりで、自分の気持ちを出そうとすれば、それはダメだそんなことはやめなさい。お前が悪い。お前にはできない。と言われ、
いい加減自立しろと言われ、そのための準備をしていると潰される。
そしてお前は親に従い親の従順な下僕となり一生親の面倒を見るべきなのだ。という道の扉だけあけさせられる。
そうすればお前を認めてやる。という嘘の餌をぶら下げられて、そんなことは二度とないのに。
そう思い込んでしまっている自分に気づくべきなのだ。承認してもらわなくてもいい。他人や親のために生きるべきではない。自分の道を生きる。それができればどんなにいいだろうか。