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【SELFの本棚】#036 絵本 ぼくは川のように話す

(文:ふるかわりさ)

吃音のあるカナダの詩人、ジョーダン・スコット氏の実体験をもとにした絵本『ぼくは川のように話す』。

吃音を持つ筆者が、吃音のある世界や、その苦悩、そしてうまく話せないことでひどく落ち込んだある日、父親と出かけた際にかけてもらった言葉と、その言葉による気づきを美しい絵と共に表現した絵本です。

日本語訳もすばらしく、読み終えたあとしばらく自分の中でさまざまな感情が湧き溢れるそんな作品。

子どもに読み聞かせるための本というよりは、現代社会に息苦しさを感じている大人が、一人でじっくりと読むのに向いているかもしれません。
普段あまり絵本は読まないという方も、ぜひ一度手に取って読んでみてもらいたい一冊です。


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