とうとう日本も“サメ映画”に参戦 ところで“サメ映画”って?
「日本産の“サメ映画”が4月に公開される」というニュースが入ってきたので、今回はこの“サメ映画”というものについて取り上げたいと思います。
“サメ映画”って何?
そもそも「サメ映画?何?」という人もいると思いますので、そちらについて説明しておきます。「サメ映画」と聞くと、映画をあまり見ない人もしくは映画はよく見るけど映画館で上映するものやテレビで放送されるものを見るくらいだという人にとっては「ジョーズ」や「MEG ザ・モンスター」など「普通に人間がサメに襲われるパニック映画」を思い浮かべると思います。
しかしここでいう“サメ映画”というのはそういったものではありません。竜巻で巻き上げられたサメが街中の人々を襲う「シャークネード」や、軍が極秘に開発したサメと巨大ダコをひとつにした生物兵器と人間が戦う「シャークトパス」などのことを言います。
もうこの時点で「何を言っているのか分からない」という人が大半になってくると思いますが、要はこういうキワ物のサメパニックものでありながら、一部にカルト的な人気を博しているものを“サメ映画”と呼んでいるのです。
日本産の“サメ映画”とは
上記で上げたようなキワ物の“サメ映画”界に日本映画として殴り込みをかけたのが、今度公開される「妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク」です。……うん、タイトルからして既にアレな感じしかしませんね。
作品についての説明を見ても「忍術でサメを操って村人を脅かす邪教集団に主人公が立ち向かう」という聞いただけで「お、おう……」となってしまう内容。
ウルトラマンや仮面ライダーに関わった人たちがキャストに名を連ねているようですが果たして……。
なぜ“サメ映画”が人気に?
日本で作られてしまうほど、どうして“サメ映画”がここまで人気になったかというと、そもそもの発端は毎年「ニコニコ」でやっていたニコ生ホラーではないかと思われます。
基本的にニコ生ホラーでは心霊ドキュメントなどを放送していたのですが、それに混じってレンタルビデオショップの片隅でしか見かけないようなB級ホラー映画も放送していました。その中のひとつに「シャークネード」があり、それを見た人たちに予想外にウケてしまったのです。
以来、ニコ生ホラーの時期になると
「“サメ”は今回あるのか?」
などと“サメ映画”を期待して待つ人も増えてくるようになり、一部で人気を持つようになったのです。
ABEMAでやっている「声優と夜あそび」でもサメ映画を取り上げた回がありますので、“サメ映画”をよく知らない人はそちらも見てみてください。
さて、“サメ映画”が日本で作られたということで取り上げてきましたがいかがでしょうか。正直、映画館に行ってまで見るものではないだろうなと思うのですが気になる方はチェックしてみてください。
こういった“サメ映画”はどちらかというと一人で楽しむものではありません。ニコ生で流行ったのも、不特定多数で同時に見ているという感覚があってのものでしょう。
今回初めて“サメ映画”を知って興味を持った方、できれば二人以上で見ることをおすすめします。その際にはそういう“シャレもの”を分かる人と見てくださいね。