続くゲーム発表イベント 各メーカーから出る新規タイトルに期待
6月に入ってからというもの、連日のように新作ゲームの発表イベントが行われており、しかもそれらがどれもゲームファンからすると興奮を覚えるような内容となっていて、今後発売されるゲームへの期待値が否が応でも高まるというものです。
昨日12日の午前2時(ほぼ深夜)には「Xbox Games Showcase」があり、本日は午前7時から「Capcom Showcase」が行われました。どちらもYoutubeで配信されアーカイブが残っておりますので、「朝早すぎて見れてない」という方も後からじっくりと見て楽しんでいただければと思います。
今回こちら二つのゲーム発表イベントを見てちょっと嬉しかったのが、「日本の大手ゲームメーカーは新規タイトル(新規IP)への挑戦をしっかりやっていた」ということです。
ここ1,2年のゲーム発売傾向から見て、既存タイトルの続編や派生・関連作品以外のものを出しているゲームメーカーはスクウェア・エニックスくらいしか見当たりませんでした。「バビロンズフォール」や「ハーヴェステラ」など開発こそスクエニメインではないですが、それまでのスクエニには無かったタイトルが発売されています。
今のところこのスクエニの挑戦は、正直なところまだ実を結んでいるとは言えない状況にありますが、大事なのは続編ばかり出しているわけではないというところでしょう。
続編やリメイク作品は、認知度といったところから安定した購買層を狙うことはできますが、そればかり出していてはいずれは飽きられて先細りしてしまいます。新しいものへの挑戦が必要なんです。
最近の日本のゲームメーカーからはそのあたりが弱くなっているように感じてしまうことが多いです。中堅どころのメーカーやそれより小さいところからは少し新しいものが出てくるものの、大手から出てくるのは続編やリメイク作品がほとんど。
そういったことから若干寂しさを感じていたのですが、今回上記二つの発表イベントでは、大手メーカーの“新しいものへの挑戦”が見て取れたのが非常に良かったです。
アトラスの新作RPG
「Xbox Games Showcase」にて発表されたアトラスの新作、「メタファー:リファンタジオ」。「ペルソナ」でも「メガテン」シリーズでもない新規RPGタイトルです。
画面UIやキャラクターモデリングこそ同社の「ペルソナ5」を元にしたもののように見えますが、世界観などはこれまでに無かったもの。ヨーロッパ風に見えるこの世界でどのような物語が描かれるのか、気になるところです。
カプコンの新作アクション
カプコンからはお得意のアクションを活かした新規タイトルが発表されました。「祇 - Path of the Goddess -」という和風アクションです。
「祇」というのは、天の「神」に対して地の神、土地神を表す言葉のようです。
カプコンの和風アクションというと、「鬼武者」シリーズや「大神」などが思い浮かびますね。今回のこの「祇 - Path of the Goddess -」は、和風ではあるものの、過去に発売された和風アクションに比べてさらにファンタジックに突き抜けた独自の“和”が表現されています。
刀を持ったキャラクターがバケモノと戦うというところなどを見ると、「鬼武者」を想起してしまいますが、この「祇」はどういったものなのでしょうか。
カプコンのことですから、アクション部分では信頼が置けますね。
コロナが落ち着いてきたことも影響しているのか、だんだんとこういう新規タイトルが出てきたような気がしますね。
そういえば今年はコーエーテクモからも「WILD HEARTS」、「ウォーロン」といった新しいタイトルのものが出ています。
HDリマスターやリメイクもいいのですが、日本のゲームメーカーにはこれからもどんどんと新しいものを生み出していってほしいですね。
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