いつの間にか聞かなくなった「ホームページ」という言葉
音楽代わりにラジオ、もしくはラジオのように喋りまくってる動画を流しながら作業をする、ということがよくあるのですが、その中で「ホームページビルダー」というソフトについて話しているものがあり、懐かしいなと思いながら聞いていた。
昔…ちょうど西暦2000年になるかならないか、それよりちょっと前くらいでしょうか。個人でホームページを持って公開する、ということが流行っていた時期がありました。
アクセスカウンター(そのページに人が何回訪れたか、を数字で表したもの)を設置して、
「○○人の方が見に来てくれましたー」
とかで一喜一憂し、
「キリ番ゲット、ヤッホー」
なんていうことをやっていた頃ですね。
「ブログ」というものが世に出てきてから自己紹介や個人の発表の場がそちらに移ったため、それ以降だんだんと廃れてきたような気がしますが。
御多分に洩れず、僕もその頃はホームページを作っていて自作のイラストや日記のようなものを公開していました。HTMLなんて分からない、勉強する気もないようなときでしたので、そこで作成に使っていたのが「ホームページビルダー」というソフトです。
HTMLのようなプログラム言語が分からなくても、絵を配置するような感覚でホームページが作れますよ、というソフトですね。
調べてみたら、今でも売ってるようですね。ホームページビルダー。
ちょっと前置きが長くなりましたが、最近「ホームページ」という言葉、あまり聞かなくなりましたよね。
いつの間にか「WEBサイト」という呼称の方が一般化しているような気がします。CMやTVなどでもそっちの言葉の方が多い印象です。
ただ、「ホームページ」という言葉が全く無くなっているわけではありません。今でも普通に使っている人はいますし、あまりWEBサイトに日頃から触れていないような方にWEBサイト制作を提案するときは、
「ホームページを作って集客を考えてみるのもいいですよ」
と言ったりもします。
ケースバイケースで「WEBサイト」と「ホームページ」を使い分けている感じですね。
「WEBサイト」という言い方の方がなんとなく格調高く聞こえる、ということも使い分けのポイントになっているかと思います。別にそんなことはないんですけどね。
そもそも「ホームページ」というのは『ブラウザを開いて最初に表示されるページのこと』でした。今だとGoogleの検索ページを設定している方が多いでしょうか。昔はYahooのページを設定していたりしましたね。
ただ、インターネット黎明期には皆、
「ホームページ」
「ホームページ」
と言っていたので、本来は「WEBサイト」であるはずが「ホームページ」と呼ばれ出したんだと思います。
今では「WEBサイト」でも「ホームページ」でも同じ意味で構わない、くらいの感覚で使用されていますね。
時代時代によって物の呼び方が変わる、ということはよくあることですが、今後「WEBサイト」も別の呼ばれ方をするようになったりするのでしょうか。
皆さんは「WEBサイト」と「ホームページ」、どちらを使っていますか？
