こんなところにまで飛び火? ストリートファイター6にあのキャラが出れない可能性
東京ゲームショウが昨日から始まり、各メーカーからの配信番組もYoutube上などで見れるようになってきました。そんな中である配信を見ていて気になることがあったので、今回はそれを取り上げようかなと思います。
その配信というのは、カプコンの東京ゲームショウ用配信プログラム「TGS2022 CAPCOM ONLINE PROGRAM 9/15 23:00~」です。
この中でストリートファイターの最新作「ストリートファイター6」の紹介映像が流れているのですが、そこで「おや?」というような部分が……。
(※ストリートファイター6の紹介映像は、動画の26:20あたりから)
今回の映像では、ストリートファイター6に参戦するキャラクターのうち、特にストIIの使用キャラクターとしてファンに愛されている面々が出ることが発表されました。
リュウと同じくオヤジ度の増したケン、ちゃんと(?)服を着ており野生児から少し成長したようなブランカ、もはやヨガなんだかただのクリーチャーなんだか分からなくなってきたダルシム、スモウレスラーとしてあまり変化のないエドモンド本田。この4人が新たに参戦することが発表され、かつてのストII使用キャラクター8人のうち、7人までが登場することが決定したのです。
これには、昔からのストIIファンもニッコリ……ん?7人?あと一人は……。
そう、出ていないんですよ彼が。
このザンギエフというキャラクター、元はソ連出身、ソ連崩壊後はロシア出身という設定になっていました。たまたまこのキャラクターだけ制作が遅れた…というにはちょっとあからさますぎませんかね。
もちろんカプコン側からこのことについては、特にコメントはありません。
昨今の情勢に配慮した、ということなのかもしれませんが「ロシア出身」ということだけでゲームのキャラクターを出すことすら憚られるのでしょうか。
ロシアがウクライナに対してやっていることには色々と問題があると思います。しかし、まるで「ロシア」と名のつくものは全て排除しよう、下手に触れると飛び火するから触らないでおこう、なんていうのはもはやただの差別のようなものではないでしょうか。
ゲームだけではありません。漫画やアニメにだって、ロシア出身のキャラクターというのはいたと思います。そういったものも今後一切出さなくする?
なんだか変な世の中だなと思います。
今回の件については、SNS上でも話題にしている方たちがいます。このことについて、「何かちょっとおかしいぞ」と感じるのは、僕や彼らだけでしょうか。