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ストリートファイターがまた実写化! 今度こそ良い作品になるでしょうか

カプコンが運営するストリートファイター公式ツイッターアカウントにて、「ストリートファイター」の新作実写映画をカプコンと米Legendary Entertainment社との共同制作で制作することが決定したと発表がありました。

「ストリートファイター」シリーズのファンとしては、正直喜ぶべきことなのか「ちょっと待って」という話なのか、少々複雑なところがあります。


「ストリートファイター」を元にした実写映画としては過去にいくつか作られています。ストIIのストーリーが元になっており、タイトルもズバリ「ストリートファイター」というアメリカ映画。「ストリートファイター」シリーズでも人気のキャラクターである春麗を主人公にした映画「ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー」。マイナーすぎて知っている人がほとんどいないイギリス映画「ストリートファイター 暗殺拳」

この中でも一番知られているのは映画「ストリートファイター」でしょう。ガイル大佐(ゲームでは少佐ですが、この映画では大佐になっています)を主人公にしたハリウッド映画です。なかなかひどい映画でしたね……。ストーリーなんてほぼあってないようなものです。もうめっちゃくちゃ。

主人公がリュウからガイルに変更されていたことはまぁいいでしょう。アメリカで作っているのですから。カプコンとしても日本版主人公はリュウ、アメリカ版主人公としてガイル、というイメージで作っていたらしいのでこのへんは別に問題ないです。

しかし個々のキャラクターについてはなかなか微妙なところでしたね。

まず春麗。コスチュームがただのチャイナドレスになってしまっています。ゲーム通りの衣装だとちょっと目立ちすぎるのは分かるのですが、これは……。あと、日本人のニンジャのイメージなのか「キャプテンサワダ」というキャラクターが出ます。この人、出す必要あったの……?

映画の最後のほうで出るカット。ゲームの勝利ポーズをイメージしてのものだと思いますが……。


と、まぁこんな前例があるわけですからね。いろいろと不安なんですよ。ただでさえ漫画やゲームを実写化するとロクなことにならないと言われているので。

ちなみに共同制作会社のLegendary Entertainment社というのは、過去に「名探偵ピカチュウ」「キングコング:髑髏島の巨神」を生み出したところです。「キングコング:髑髏島の巨神」は僕も見ましたが、そこそこ面白かったです。ストーリーはまぁ……結局めちゃくちゃでしたけどね。「名探偵ピカチュウ」のほうは……なんか変に皮肉屋なピカチュウになってましたがどうなんでしょう。


ひとつ救いがあるとすればこのツイートの内容。「どんな内容の作品が良いかな?」て書いてありますよね。ということはこれからまだ方向性を決められる余地があるということでしょうか。

まぁとりあえず“変に誤解した方向”にいかないよう、カプコンが舵取りしてくれればいいな、とは思います。カプコンU.S.Aのほうに押されてしまう可能性もありますが、ね……。


もうこれはいつものことですが、本当に日本の作品を元にした実写化には期待より不安のほうが大きいです。「とりあえず人気に乗っかろう」というのが多いですからね。今度の「ストリートファイター」映画はどのようなものになるか……。まぁ今後の続報を待ちましょうかね。

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