CMがスキップできない!? 前ほど楽しめなくなってきたYoutubeの今
最近、Youtubeを見ているときに流れるCMを飛ばせない(スキップできない)ときが多くなってきています。
具体的には2月に入ってからくらいでしょうか。スキップできない時間で終わるCM(6秒もの、場合によっては15秒ものも)がよく流れるようになってきています。
スキップできない15秒CMが2連続で流れたりするともう……普通にイライラしてきますね。
最初は「気のせいかな?」あるいは「自分のとこだけかな?」と思っていたのですが(Youtubeで流れるCMの種類は、視聴している人がよく見ている動画のジャンルに影響されるため)、SNSなどでの意見を見ていると同じ状況に苦言を呈している人が大勢いました。
これはやはり、Youtube側がそういう風に動いてきたということなんですかね。
元々今年(2022年)の2月くらいからYoutubeの規制がこれまでよりも厳しくなる、といった話はいろんな界隈から聞いてはいたのです。
著作権に関わる絵や映像を使用したもの、セクシー系を売りにしているチャンネルや動画、他人を傷つけるような言動や内容がよく見られるもの等、今まではある程度許されていた(見逃されていた)ものが今後はより厳しくなり配信できなくなる、という動きです。
その効果がじわじわと出ているのか、例えばちょっとセクシー系のフィットネス動画を出していた人の服が露出の少な目のものに変わっていたり、お笑い芸人さんがやっている動画も内容を少しおとなし目のものに変えてきたりしています。
しかし、CMの形態をこんな風にしてくるとは思ってなかったですね……。
これは、広告なしで見れるYoutubeの上位サービス「YouTube Premium」への誘導のためなのか、それとも広告を出して出資している各企業から「CMがちゃんと見られていない」という意見を聞いて、そのことへの対応なのか。
いずれにしても、これではYoutube離れの動きが加速しそうです。
15秒CMというのはもう、テレビで流れるCM一本分と変わらないですからね。それが2本も流れたりするというのは、それはもうテレビ見ているのとそう変わらなくなってくるわけです。
現状では、Youtubeに匹敵するくらい多岐に渡った動画を配信しているサービスや、一般の人が動画を配信して盛り上がっている場というものはまだ無いので、しばらくは大丈夫でしょうけれど今後はどうなってくるか分かりません。
それこそインフルエンサーと言えるくらいの配信者が、
「今後はこちら(のサービス)でやっていきます」
と言って大々的に移転を発表すれば、それに続くような配信者はどんどん出てくるでしょうし、リスナーもそちらを見に行くようになるでしょう。
「YouTube Premium」は現在月額1,180円。これはアニメ・ドラマや映画を配信しているサブスクサービスとほぼ同額で、決して安いものではありません。
これまでは「自分で見たいものを選べるし、無料でもそこまでストレスなく楽しめる」ということで利用者を増やしてきたYoutubeですが、今後はどうなっていくでしょうかね。
「最近Youtube見てなかったな」
という方、ぜひご自身で“Youtubeの今”を見てみてください。登録者の多いチャンネルなんかはスキップできないCMだらけです。
今回はこのへんで。
それでは、また。