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週休3日制がもっと広まれば…と思うこと

「週休3日制を導入している会社が出てきている」という話はコロナ禍以前からありました。先日も海外のゲーム会社が「コロナ禍の今だからこそ週休3日の改革を」という話題を出していたし、あの「ポケモン」で有名な株式会社ゲームフリークも4月から『選択式週休3日制』を導入するというニュースを出していました。


僕も常々、「週休3日がもっと広まって、それがスタンダードになるくらいが良い」と思っています。これまで通りの「週休2日制」ではいろいろと消化できないのではないかと考えるからです。

休みが2日の場合、1日は掃除・洗濯・日用品食糧の買い物などに費やし、もう1日はまた月曜から始まる1週間のために体を休めるかちょっと疲労するのは止む無しで自分のやりたいことをしたり家族サービスをしたり、といった過ごし方になる人が大半ではないでしょうか。

この「休みを体や脳を休める“休み”として使う」か「疲れたとしても趣味など好きなことをするための“自由時間”として使う」か、が2択になっている気がするんですよね。もちろん、どちらも時間を短めに設定すれば両方を行うことは可能です。でもそれだといまいち「やった」感がない。

「せめてもう1日あれば……」という考えが起きてくるのも当然でしょう。


さまざまな週休3日のパターン

先日読んでいた記事によると、週休3日には3つのパターンがあるとのことでした。

1.圧縮労働型

働く日数が5日→4日になるため、その分1日あたりの労働時間を増やしているパターン(9時間、10時間勤務になる)。

2.報酬削減型

働く日数が減ったのだから当然その分給与も減らしますよ、というパターん。

3.労働時間・報酬維持型

週4日勤務になってもそれまでの週5日勤務と同様の勤務時間・給与を維持するというパターン。


これらを見ていくと、やっぱり働く側の理想としては3の「労働時間・報酬維持型」ですよね。とは言え、現実ではそううまくはいかないもので、週休3日を導入している多くの会社が1か2のパターンになっています。

ゲームフリークの『選択式週休3日制』の場合も給与は8割に減るということになっています。

1の圧縮労働型だと、休みは取れたとしても体の疲労度は増しそうですよね。週明けに「明日から1日10時間勤務が始まるのか……」と思うと、なんかそれだけで滅入ってしまいそうです。

2の報酬削減型の場合、「自由な時間を利用して副業をして稼ぐ」というやり方もできるよね、ということらしいのですが……それだと結局働いてますよね。「わざわざ別の収入源を探して税金の計算が面倒になるくらいなら…」と、週5日勤務のほうが良かったと考える人も出てきそうです。

給与が減っても週休3日が良いという人であれば、2の報酬削減型も合っていそうです。

それぞれにメリットデメリットがあり、なかなか難しいですね。


試してみることが大事

いろいろと難しいことはありますが、机上の空論だけで済ませて「やっぱり週休3日は無理だね」「これまで通りでいいよ」となるのは早計かなと思います。

まずはテストケースでも良いので1ヵ月とか3ヵ月とかのスパンで試して、データを出してみるのが良いのではないでしょうか。その結果、「生産量は週休2日と大差ない」や「仕事全体の質は維持できていた」となるなら、週休3日には十分意味があったことになります。

「やっぱりちょっと(売り上げ・生産量)落ちちゃったかな」となるなら、またそのとき考えなおしてみれば良いので。

体制を変えるというのは、賛成や反対などいろいろ出るとは思いますが、ただただ同じことを続けているのもどうかと思います。

時代によって、仕事の内容なんて変わってきていますしね。


なんかいろいろと固い話になってしまったような気がしますが、結局のところ僕にあるのは「現代人には週休3日は欲しいよね!」という気持ちです。


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