8月13日は「怪談の日」 有名な2ch発祥の怪談を紹介
もう過ぎてしまった日のことで申し訳ないのですが、8月13日は「怪談の日」だったそうです。
なんか少し前には「幽霊の日」という記念日を取り上げたような気がしますが、やっぱり“夏”という時節柄、こんな風にお化けだとか怖い話に関連した記念日も集まりやすくなっているんですかね。
では、まずは定番の記念日の由来などについて。
「怪談の日」を制定したのは、なんとあの怪談界の大御所(?)である稲川淳二さん。ご自身がされているイベント「MYSTERY NIGHT TOUR 稲川淳二の怪談ナイト」の20周年時に第1回公演日の8月13日をこの記念日としたそうです。
もちろん、日本記念日協会にも認定・登録されていますよ。
稲川淳二さんの怪談は、やっぱりあの語り口が特徴的ですよね。特別こう……「怖くなるように話す」っていう感じでもなく、普通の話し方なのに内容はしっかり怖いという。
変に声のトーンを落としたり抑揚を無くしたりしていないので、逆に怖さが伝わりますね。いかにも「今から怖い話をしますよ」といった感じの調子で話されると、なんか案外怖くなかったりしますからね。
稲川淳二さんの怪談で有名なものといえば、やはり「生き人形」だと思いますが、世の中にはこれ以外にも有名な怪談は多くあります。特に2ch黎明期からオカルト板で発生したものは、ネットの普及とともに一気に広まった感がありますね。
今回はこの「2ch発祥の怪談」をいくつかご紹介します。知っている人からすると「もう聞き飽きたよ」というものばかりになると思いますが、そういった方には再確認するつもりで見ていただければと思います。
2ch発祥の怪談
リゾートバイト
「入るな」「見るな」と言われるとついついやってしまうのが人間というもの。そのちょっとした好奇心がとんでもない結果になってしまうという例ですね。
変なものを見てしまった
愛犬とともにソロキャンプに行った主人公。自分たち以外には管理人しかいないそのキャンプ場で、夜に赤ん坊の泣き声のようなものが聞こえてきた。
気になった主人公が声のするほうへ行ってみるとそこにいたのは……というストーリー。
この怪談の怖いところは後日談まであるところ。そして、ここで見た「あるもの」が「シシノケ」という名前で他の怪談でも語られているところです。
いろんな場所、ケースで語られることで「もしかして本当にいるのか……?」と思わされるものがあります。
八尺様
たまたま行った土地で何も分からないうちに死の恐怖に怯えなければならないという怖い話……だったはずなのですが、いつの間にかこの「八尺様」自体がひとつのキャラクターとして扱われるようになってしまい、エロ漫画や美少女化され純愛系漫画にされるなど二次創作の対象となるほど愛されるキャラになりました。
怪談で語られる女性(?)は、こんな風に扱われることが多くなってしまいましたね……。
邪視
中学生の頃、別荘を持った叔父のところへ遊びに行った主人公。ゲームをしたりバーベキューをしたりと楽しく過ごしていたのだが「裏山には近づくな」と言われたことが気になっていた。
都会とちがって星が綺麗に見えるので望遠鏡で見ていたのだが、ふとしたことでその望遠鏡で裏山を見てしまった。そこには得体のしれない“人間のようなもの”が見えて……。
これもまた、「~するな」ということをやってしまって怖い思いをするというタイプの話だと思います。
叔父と少年が意外な方法で“ソイツ”を撃退するところをお楽しみください。
本当に危ないところを見つけてしまった
通称「蓋スレ」と呼ばれるもの。これは「怪談」というものとは違うけれどわりと面白いので紹介しておきます。
肝試しの途中か何かに「仲間が行方不明になってしまった」として2chに投稿したスレ主。「こんな蓋のある場所を降りていったまま戻ってこない」としてその写真が投稿されると、その場所を特定し、行方不明者を見つけようという動きがスレッド内に起き始め……。
全てを追おうとするとかなり長いものとなります。時間があればそのほうが楽しめるのですが、まとめサイトだけ見ても良いかと思います。
以下はスレッドを動画化したもの。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm17063824
今回は以上です。
夏季休暇中の暇つぶしにでもなれば幸いです。