名作「クロックタワー」が移植決定 実況動画で広まった人気はさらに大きくなる?
かつてスーパーファミコンで人気を博したホラーゲーム……というより、平成後期になってからゲームの実況動画などが流行り出してからより知られるようになったゲームに「クロックタワー」というものがあります。
こちらが令和になってニンテンドーSwitch、PS5、PCへ移植されるということが発表され、ニュースになっていました。
この「クロックタワー」というゲームは、14歳の少女がいろいろと襲い来るもの(主にシザーマンというハサミ男)から逃げたり隠れたりしながら、最終的に屋敷から無事に脱出することを目指すゲームです。
主人公が特に何の力も持っていない少女なので、バイオハザードのように敵を倒しながら進むようなことはできず、目の前に迫る恐怖に対して息をひそめてやり過ごすといった、いわゆる「スニークアクション」を楽しむホラーゲームです。
このタイプのゲームですと、「青鬼」だとか「Home Sweet home」なんかが有名ですね。
この「クロックタワー」、実況動画などで人気が出たためか中古ソフトでもプレミアがついてしまい、入手の難しいソフトの代表にもなっていました。その価格は今や25,000円超え(!)です。
それがこの度、新規要素などを追加して「復刻版」として移植されるということで、ファンの間では期待が高まっているようです。
「遊びたい」と思っていたけど高すぎて手が出なかった人や、「そもそもスーファミ遊ぶ環境がない」といった人には朗報になるかもしれませんね。
……ただしこの「クロックタワー」、現在遊ぶだけだったらPS版の「クロックタワー ザ・ファースト・フィアー」を買う方が早いかもしれません。
こちらは中古価格でもプレミアはついていませんし、なんだったらPS3向けにゲームアーカイブスとして販売が続いています。PS1のゲームを遊ぶ環境を持っている方はこちらで遊ぶという手もありますね。
移植版として気になる点がないわけでもありません。
それは、新規追加のオープニングやカットシーンのアニメ。公式から出ているアニメのイメージは以下のようなものです。
なんというか……いかにも海外製アニメといった出来です。
それもそのはず、今回の移植版の開発は北米にある会社2社が担当しているからです。
どうですかね、これは……。まぁ、新規要素を除いたゲーム部分に変に手を加えられていなければ良いのですが。
今回このようにしてかつてのヒューマンの良ゲーが復刻するということなのですが、これを機に「トワイライトシンドローム」「夕闇通り探検隊」の復刻も為されればなお良いのですが……。
この2タイトルについては権利関係がどうなっているか分からないのがネックですかねぇ。
ともかく、昔の良作がこうして今の環境でも遊べるようになるのは大歓迎です。変に内容を改変されたりするのは困りますが、こうした「復刻」の動きはもっと広まっていくといいですね。
他のゲームでもぜひやってほしいです。