見出し画像

ブックレビュー【行動経済学が最強の学問である | 相良奈美香 (著)】

行動経済学が最強って、、、ちょっと大げさじゃないの?
と、軽く批判的に読み始めたんですが、ページが進むにつれ何度も膝を打ち、我が意を得たような高揚感で熱くなりましたw

人はもっとも正しい選択をしたつもりでも、「認知のクセ」「状況」「感情」によって、いかに非合理的な意思決定をしているか、しかも同一人物であっても刻々と意思が移り変わるという、目を逸らしたい現実が「概念メタファー」「快楽適応」「情報オーバーロード」といった理論を通じて様々な角度から開示されています。
 
「いや私は大丈夫!」そんな人ほど非合理的な選択をしている確率が高いことがわかります。むしろ人間とは非合理的な存在とデフォルトとして考えた方が楽でしょう。

ゴング直後から、そんな予期せぬ重いカウンターをくらいながらも、ではどうすれば生活や習慣、仕事にいかして望む未来をデザインしていくか、「非合理的である」ことから逆算した具体的な手法を得ることができます。(僕は本書片手に、浮かんだアイディアを実装すべくECの管理画面にアクセスしました)

ビジネスマンはもちろん、商売人やマーケター、コンサルタントなど、人を動かす(この言い回し嫌いです)場面が必須な方には、即戦力になるような一冊です。

『好きなことを仕事にしているのになぜかやる気が上がらない』
そんなとき、ありませんか?

これはあなただけではありません。
なぜなら・・・

行動経済学が最強の学問である|相良 奈美香 (著)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?