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ブックレビュー【伝え方ーー伝えたいことを、伝えてはいけない。|松永光弘 (著)】

「伝え方」を切り口とした書籍はたくさん出版されていますが、これは別格。

伝えたい人側からを起点とした思考法から、「伝えたいメッセージ」をどのように導けば伝わるのか、論理的かつ具体的に示されています。

発信側の「伝えたいこと」ではなく、受け手の「伝えられたいこと」が受け入れられる基本であり、よく知られている「起承転結」は現代ではすでに通用しないという主張は、以前から薄々感じており、靄が晴れるような爽快さを感じました。

また、すでにさまざまなシーンで活用されているAIとの付き合い方において、人間はどのように立ち回っていくべきか明確に示されています。

時代がどんなに移り変わろうとも、『メッセージ』をいかに結晶化し喉越しを良くするか、この核の部分は不変であるでしょう。
(*SFの超名作「メッセージ」にタイトルだけでなくその内容の意味することも薄らリンクしているように感じます)

本書で語られている内容は、今後、広告やプレゼン、デザイン、SNSなどあらゆる発信するシーンで使えるでしょうね。この思考法がスッと出せるように、型をしっかりアタマの中に組み込みたいです♪

◉ 伝え方ーー伝えたいことを、伝えてはいけない。|松永光弘 (著)


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