ECはこだわらないほうが売れる?!
「守破離(しゅはり)」というコトバをご存知でしょうか。
守:基本的な型を学びこれを守り実行すること。
破:型が身についた後に自分自身のスタイルや新しい型を創出し既存の型を破ること。
離:基本の型と独自の型を両立しこれから離れて新たな境地に達すること。
守破離は、音楽やスポーツ、武道などを習得する過程の段階を示した心得です。
この守破離は、オンラインショップを0から育て伸ばしていく段階でも当てはまります。
オンラインショップはアート作品ではない
みなさん自店の商品に自信を持ち、思い入れがあります。
こだわりの強いお店は大変良いのですが、
オンライン上での売り方まで、こだわりを注ぎ込むオーナーさんがいらっしゃいます。
そして、そのこだわりは「売れるための施策」ではなく
ほとんどは抽象的なビジュアル面のこと。
商品をカッコよく見せたいお気持ちは十分わかりますが、
オンラインショップはアート作品ではありません。
このような間違ったこだわりに固執してしまうと、残念ながら売れませせん。
売れないどころか、使い勝手の悪さからイライラしてしまうお客様も少なくありません。
ECの「守破離」
オンラインショップにも「守破離」が当てはまります。
売上アップには避けては通れない基本の「型」というものがあり、その型さえ実装していけば自然と売上が伸びていきます(守の段階)。
型が身についた後、「もっとこうしたほうがいい」といったそのショップ独自のアイディアが出てきます(破の段階)。
それを実行し(成功と失敗を見極めながら)洗練させていくと、他店に真似のできないショップへと成長していきます(離の段階)。
ECは移り変わりの早い業界ですので、時代によって基本となる型も変わってくると思います。
ですが、根底は不変です。
『いかに心地よくお買い物していただくか』
『またこのショップで買いたいと思っていただくか』
これに尽きると思います。
表現は変わってもこの軸はぶれないように心掛けてください。
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