この仕事をしていると、やはり性格分析をするのが主なことにはなってきます。私の場合特にあまり「当てる」ということをそれほど重視していないので、「今をどうすればもっとよくなるか」ということを話しを聞きながらカウンセリング的にアドバイスするためのツールとして生年月日を用いているからかもしれませんが、主として西洋占星学を用いますので生年月日は必ず必要にはなります。
でも、生年月日で導かれる星座は12通りで、そこに月星座の12通りを加えても合計144通りの分析になりますし、12星座×血液型 12星座×数秘術
などの分析をしたこともあります。
同じ星座の生まれでも、月星座との組み合わせだと12通りあるし、血液型だと4通り、数秘術だと9通りあるわけです。(特殊数を入れると11通り)
うちに来るお客様の中には結構姉妹でいらっしゃる方がいます。さすがに男女の兄弟で一緒に来る方はいませんが、同性同士のきょうだいというのは、すごく仲良しか、全く疎遠かどちらかに分かれるようです。
私は一人っ子なので、きょうだいが仲良くしているのを見るとすごく羨ましいのですが、同じ親の元に生まれ、同じ環境下で育っても、関わる外部の人(教師とか友人など)はそれぞれ違うため、同じ性格にはならないことが当然ですし、同じ星座生まれであっても、やはり長女と次女とでは性格が違います。ましてや双子の姉妹が来られることも割とあるのですが、ホロスコープ上はほとんど同じなのですが、やはり性格は全く違います。
12星座×兄弟構成
というのを分析したことはまだないのですが、既に調べると出てきます。
たいてい
長子(一番上の子)
中間子(兄弟の数が多いと真ん中の子はすべてそうなりますね)
末っ子(2人きょうだいでも下の子の場合)
一人っ子
という4つの分類になっていることが多いです。
私のところに悩みを相談に来られる方は、圧倒的に長子の方が多いのです。
長子は一般的にどうしても親にとって初めての子になるので親も手探りで子育てをするせいか、神経質になる傾向がありますから、子供も、大人の顔色を読むケースが多くなります。しかも下にきょうだいがいるので親に甘えられないということを本能的に、さらには物理的に悟ることにもなるため、「しっかりしなければ」という意識が自然と働くのかもしれません。
ただ、中には長子がぶっ飛んでいるケースもあり、その場合下の子が非常にしっかりしていることもあります。
ただ、自分の本音とか弱い部分をあまり人に見せないというのが長子には多く、「我慢しているな」と感じる人が多いです。
末っ子と言っても姉のいる次女と、兄のいる末っ子とではかなり違います。末っ子は上の子をある意味反面教師にしたり、見本にしたりして育つので、概して世渡りは上手ですが、割と自分のやりたいことをしている人が多いなと感じます。いわゆる「自由業」的なものを生業にしている人は、圧倒的に末っ子が多いなと感じます。
分かりにくいのが中間子ですが、三人きょうだいの場合、大抵上と下は似ているなと感じることが多く、真ん中の子だけが顔も性格も異なるというケースが多いように思います。ただ、概して自立しているという感じがしますし、自分のことは自分で、というのが身についていて、我慢してそうしているというより、自分のことは自分で決めるから誰からも指示されたくないという頑固さがあるように感じます。
もちろん、兄弟構成の男女別によっても異なります。三人とも同じ性別の場合の真ん中と、上と下は異性の兄弟だったりする場合とは性格が異なってきます。
ただ、しっかりしているという意味で長子のそれとは違う強さを感じます。
長子の場合は仕方なくそうなった感じで、甘えることが下手ですが、中間子はTPOを読む力には長けているところを感じますし、何か非常事態になった時、意外と長子は弱さを露呈しますが、中間子は逞しいです。
一人っ子は、ワガママだとよく言われますしあまり好かれないというのが以前の風潮ではありましたが(私も主人の母親にはよく言われました)今は一人っ子が多いので、必ずしもワガママというのは当てはまらないと思います。親の育て方いかんで性格が変わるのが一人っ子でしょう。
一人しかいないからと蝶よ花よで育てられた一人っ子は確かに甘えん坊ですし、ワガママで自己中心的になりがちですが、周りに比べる存在がいないのである意味仕方ないですしそれは子供のせいではないと思います。(自分が一人っ子なのでそういいたい)一点集中型にされることで窮屈に感じている一人っ子(親と共依存になりやすい)もいます。私もそうです。
でも、育て方いかんでは非常に優等生に育ちますし、まっすぐで素直な性質にもなります。確かに少しKYな一面はありますが、裏表がなくあまり擦れていないのも特徴でしょう。(人と接する機会が少ないため、どうしても空気を読みづらいし、社交辞令とかが苦手)
友人に、一人っ子だと思われるのが嫌で自分で社交性を身につけたという強者がいますが、確かに彼女はお母さんもずっと仕事をしていて決して甘やかされて育っていないのでかなりしっかりしているし世渡りも上手なのです。でも、大勢の中にいると決して前に出れないし、おとなしくなります。
今はもう、多くても3人きょうだいぐらいが通常になってきましたし、兄弟構成による性格分析も昔とは違ってきていると思います。
特に長子の人はなかなか本音を言えなかったりするケースが多いので、占いなどで自分を吐露するケースが目立ちます。
外部に甘えられる存在がいるかどうかでもだいぶ違ってきます。特に長子は年上の人にかわいがられやすいし、親やほかのきょうだいに甘えられない不器用さを克服するためにはそういう甘えられる存在は絶対に必要かと思います。
一人っ子と長子は実は相性が良く、長子の包容力や聞き上手なところを一人っ子は頼りにしているのです。私の友人のほとんどは長子です(お兄さんのいる長女もいますが)。長子でも、下に2人以上のきょうだいがいる長子に至っては本当にお姉ちゃん気質だなぁといつも思います。なんと、7人姉妹の長女という友人がいますが、もう、誰かの面倒を見ることが当たり前の環境だったのかして、ものすごく世話を焼いてくれますし、嫌じゃないみたいでむしろ素直にハイハイやってもらって嬉しがる私みたいなのは楽なんだそうです。
長子は実は末っ子とはあまり合わないのです。末っ子は誰かに何かをやってもらうことが当たり前になるケースが多いせいか、長子から見ると「何かやってあげたい」とは思えない存在のようです。
もちろんこれはすべての人に当てはまるというわけではないのですが、実体験も踏まえた上で割と感じたことを書いています。
一人っ子にとっては末っ子の調子の良さや世渡りのうまさはちょっと疎ましく感じます。一人っ子はあくまでも内弁慶であって、外に行くと遠慮するというか、どう振舞っていいのかわからず黙ってしまうことが多く、末っ子みたいに自己主張をしてもあまり嫌われなかったりするような接し方ができません。(自己主張すると多分嫌われます)
末っ子は自立した中間子に憧れるケースが多いので、私の次女も中間子の婿と結婚しましたし、次女が暴君のように甘えても我関せずという感じで泰然としているし、マイペースを貫いています。
これが長子になると多分末っ子のワガママに対しては説教の一つもしたくなってしまうのでしょう。
とはいえ、長子でもやはり蝶よ花よと育てられた場合は末っ子以上に調子に乗る場合もあるので、結局は親の育て方もあるかなというところでしょうね。甘えられなかった末っ子も何人も知っていますが、やはり長く接しているとかわいい面が多かったり、失礼だなと思うようなこともはっきり言う人が多いし、それでも許されてしまうタイプが多いです。
12星座と兄弟構成と血液型とかいろんなものを組み合わせた分析をしてみたいものですが、多分もう既にあるでしょうけどね。