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別名「挟在サイン」と呼ばれているサインのことですが、約2割から3割ぐらいの方に当てはまります。
ホロスコープ内において、12のハウスのそれぞれにはいわゆる「カスプ」と呼ばれる境界線があります。通常なら12ハウスのカスプはそれぞれの星座になり、12星座が対応するのですが、出生時間や出生地によっては、カスプに存在しないサインが出てくる場合があります。つまり、一つのサインがすっぽり前の星座と後の星座に挟まってしまうという形が出きる場合のことを言います。
ホロスコープのカスプは必ず対極で同じ度数になるので、この「挟在サイン」は2星座できます(必ず180度反対側の星座です)。
ホロスコープカスプに存在しないサイン2つは、「遅咲きのサイン」で要するにそのサインに関することを実際に使いこなすには時間がかかると思ってください。牡羊座と天秤座がインターセプトになっている場合などは、牡羊座の性質が魚座の性質を帯びたままになり、天秤座の性質は乙女座の性質を帯びたままになりますので、牡羊座の行動力を発揮するには時間がかかったり、天秤座の社交性を発揮するのには批判的な乙女座の性質が邪魔をしてやはり時間がかかります。
ですから、挟在サインを持つハウスも2つありますが、それらもまた、使いこなすには時間がかかるハウスであるということになりますので、ある意味意識的にそのハウスに関することに対しては努力が必要になってきます。
1-7ハウスがインターセプトだと、特定の相手(主としてパートナーの場合が多い)とのかかわりにおいて、分かり合うためには摩擦が多かったり喧嘩も多くなるため、時間がかかるという感じです。自分が否定されるのを恐れて先に相手を攻撃するという形で出る場合もあります。
2-8ハウスだと、自分自身の才能を生かして収入を得るということに対して時間がかかるということなので、自分に自信を持つことがより大切になってくるでしょう。
3-9ハウスだと勉強したことや知識を生かしてそれを専門的に生かし、統合するということに時間を要しますから、十分な知識を持っていてもまだ勉強しようとするようなタイプの人が多く見られます。
4-10ハウスですと、やはり家庭の問題等で天職を見出してもなかなかそれを実践できずにいるような人が多かったりします。
5-11ハウスのインターセプトは、表現力をなかなか思い通りに発揮できなかったりしますし、恋愛面でいつまでも友達以上になれないというようなケースもあるでしょう。
6-12ハウスだと、仕事と健康に関しての問題に時間を要するので、健康を顧みずワーカホリックになったりするケースが多く見られます。

「障害」とか「妨害」などと書かれていることが多いのですが、それだけ使うためには神経を使いますから、そのハウスやサインにおける経験は多くなります。その分失敗も多く時間がかかりますが、慎重になるし、到達したときにはより一層成長を自覚できると思います。
これは、ハードアスペクトを上手に使い、成長した場合と同じかもしれません。

あと、インターセプトになるサインが出てくると、一つのサインが隣り合った二つのハウスのカスプになるという場合が出てきます。要するに、境目のないハウスになるので、これがもし、5ハウスと6ハウスだったら、遊びと仕事の区別が明確でないということになりますし、対極の11ハウスと12ハウスも境目がなくなるので、友人と一緒にいるときとプライベートで一人のときとのギャップがない人という感じになります。

インターセプトに注目してみるのも面白いです。

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