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大惑星というのは一般的には地球よりも外側を回っている惑星のうち、周期の遅い木星・土星・天王星・海王星・冥王星の6天体ですが、トランジットの大惑星が太陽にアスペクトするときと月にアスペクトするときとでは運勢の感じ方が違うということをみなさんも体験していませんか?

わかりやすい例がやはりトランジット土星だと思うのですが、太陽とT土星がコンジャンクションやハードアスペクトになった場合と、月とT土星がコンジャンクションやハードアスペクトを形成した場合とでは、感じ方が違うと思います。

T土星は今年は水瓶座のほぼ第三デークにいます。
なので、ライツのいずれかが不動宮特に今年は第三デークにある人にとっては、T土星の影響が出る時期と言えます。つまりこれらの人にとっては今年は正直「面白い年」ではありません。

でも、太陽に土星が絡む時というのは、なんとなく絡むハウスの事象に対しての動きが制限されたり、忍耐力や努力を要する時期ではあるけれど、努力をすることで何となく納得できるかなという気もします。
仕事が異様に忙しいとか、責任が重くなったり、なんとなく元気が出ないが原因ははっきりしています。
例えば不動宮の第三デークに太陽のある人の場合は、太陽と土星がハードアスペクトになるので何らかの土星の影響は受けるでしょうけど、T木星は牡羊座にあるので、獅子座などは土星とはオポジションですが、木星とはトラインですから自分を奮い立たせて頑張ろうという気持ちになりますしポジティヴです。そのかわり、責任からは逃れられない事態にはなったりします。ただ、T木星は牡羊座の第一デークにしか今年はないため、厳密にはオポジションのほうが強くは出ますので葛藤は大きいと思います。牡牛座や蠍座にとってはT土星がスクエアになっていますので何となくシビアな現実を突きつけられますが、牡牛座にはT天王星があるので、無理に変化を起こそうとするケースもあり、しんどさを回避しようとする動きもあります。蠍座のほうが天王星と土星とでTスクエアになりますから、アクセル(天王星)とブレーキ(土星)を同時に踏み込んでいる状態なので進みたいのに進めないというジレンマは起きやすいでしょう。水瓶座にとっては土星がコンジャンクションで、体調が今一つだったりするケースも見られますが、同時にT天王星ともスクエアになりますから、突発的なアクシデントには見舞われやすいかもしれません。ただ、水瓶座は変化を割と楽しめる一面がありますので、障害がある方が燃えるという傾向もあります。

ところが、月に土星が絡む場合の方がなんとなく自分自身だけの問題ではなく、メンタルがどうも弱ってしまうような気がします。
私自身、月が乙女座なので、T土星とは150度で、何か嫌なことが特別起きているわけではありませんが、ストレートに「元気いっぱい」とはいかないような、なんとなく気鬱になりやすいのです。もちろん今年は度数的にはタイトなスクエアの度数にはならないのですが兆候としては何をしてもそれほど楽しくて仕方がないというような面持ちにはなれずにいます。150度は厄介で、テンションが上がらない原因がはっきりしにくいのでどこに精神面の芯を持てばいいのかが今一つはっきりしません。
もちろん、月は変化しますから、日によってはテンションが高い時もあるので、そういう時は楽しい思いもあるのですが、全体的には何となく「よし!がんばるぞ!」みたいにはなりにくい気がします。

月星座が不動宮にある人は意志が強く頑固ですが、そこにT土星がハードアスペクトになる場合、本人だけではなく家族(月なので特に女性)の健康面に影響を及ぼすことが多いでしょう。またはそういった影響を受ける人に振り回されてしまい本人のメンタルもどよーんとしてしまうかもしれません。

実際、土星が山羊座にあった年を振り返ると、いわゆるサターンリターンだった1988年ですが、次女を出産後この仕事を本格的にやって行こうと決心して勉強したり常に向学心に燃えていたし、確かに健康面は今一つでしたが、なんとなく克己心が芽生えていたような気がしますし、無理をしてでも頑張らないといけないような状況下におかれたように思います。二度目のサターンリターンが2018年から2020年にかけてですが、母親の介護度が上がって肉体的負担がかなり辛かったし、コロナ禍における仕事の制限などもありました。ただ、月とはトラインだったため、コロナ鬱になることはなく、仕事もゆっくりですがマイペースに続けることができたと思います。さらにライツに対してT天王星がトラインでしたので、個人的な楽しみを心の支えにしていましたので、ひどい落ち込みはなかったと思います。もともと遠方に旅行したいという気持ちが乏しいせいか、近距離をぶらぶらするだけでも楽しめました。土星は約7年半ごとにライツとハードアスペクトになりますが、それぞれ木星や天王星などほかの惑星がソフトアスペクトになっていたりすることで緩和されてきたと思います。

土星の場合はこのように制限を与えますが、T天王星の場合は予期せぬ出来事がやってくるので、ライツどちらに絡んでもハプニングですからびっくりするのですが、やはり月に絡む方が、精神的に揺れやすいと思います。太陽の場合は腹がすわるというか、土星の場合は事象がはっきりと示されますのでそこを耐えれば何とかなるという気持ちでまだ頑張れます。私が山羊座で土星は守護星だから比較的慣れているというのもありますが。
ただ、月だったら、同じように変化が来た場合の対処法がやはりもっとつらいと思うかもしれません。自分以外の身近な人の不調のあおりを受けるからでしょう。

T海王星は物事を曖昧にする星なので、特に今は守護星の魚座にずっといるため、カオス状態は天候にも現れているようです。柔軟宮の人にとっては比較的海王星のハードアスペクトは扱いやすいかもしれません。常に揺れている傾向にあるため、曖昧さの中に漂うことができるからです。ただ、月に絡むとやはりメンタルを病みそうで、やはりこちらも私自身、月とオポジションになっているため、T土星の影響と同じように、かなりナーバスになったり、悲しみを味わうような出来事が想定されます。月も海王星も女性惑星なので、T海王星は、柔軟宮の月を持つ人のほうが影響を受けやすいと思います。私の場合はこれもまた月とT海王星のオポジションに対してT天王星で調停を取っていますから、好きな「芸術」を楽しむ事には使っています。

T冥王星は2008年からずーっと山羊座にいるのでもはや私はお友達のような状態ですが、逆に2024年2月に16年ぶりに山羊座を抜けたとたんに腑抜けになりそうで怖いです。(山羊座土星と冥王星のコンジャンクションだった2020年にコロナ禍は最大の危機でしたからそれが終焉を迎えるのはこのあたりかと思っていますが)

私の場合、思うにやはり太陽に絡むT冥王星やT土星に関係した出来事はある意味仕方がないなと思えるのですが、月に絡むT海王星は、自分だけの問題ではなさそうでなんとなく嫌な予感です。

細かく観ればもちろん毎日辛いということではないのですが、やはり大まかに観て行くと、今年は責任感を与えられているというのではありませんが、精神的にあまり活発になれるような感じはしません。

やはり、個人的見解ではあるのですが、月に外惑星が絡むのは結構どよ~んとするものだなと痛感します。太陽ほどの覚悟ができないからかもしれませんし、やはり気分によって変わるからかもですね。

わが家は太陽不動宮だらけなので、家全体が確かに重く、会話もあまりないのですが、私自身はそれにあまりつられないようにT天王星を存分に活かして、自分の楽しみだけは追求するつもりですし、そうでないと総崩れになりますから、T土星が山羊座にあったころと比べると随分明るい気持ちにはなっていると思います。

現在は概ね大惑星は第三デークを通過中です。なので第一デークに太陽のある私はあまり影響はないですが、月はほぼ第二デークの終わりなので多少なりとも影響を受けます。第三デーク(20度から29度59分)にライツのある人、太陽の場合は不動宮、月の場合は柔軟宮の人は特に要注意ではあると思います。

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