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パワースポットに行きたいと思ったら part 1

パワースポットが話題になってから久しいですね。

Wikipediaによれば、「パワースポット(power spot)とは、地球に点在する特別な“場”のこと。エネルギースポット、気場とも言う。 (中略) 日本では、1975年以降に、超能力者を称する清田益章が『大地のエネルギーを取り入れる場所』として『パワースポット』という語を使用し、1990年代前半から、その言葉がひろまった。」と説明されています。

Power Spotと英語で綴ることはできますが、海外の人にPower Spotと言っても理解してもらうことはできませんでした。 Spiritual Energy SiteとかSacred places filled with spiritual energy, like Sedona などと説明を加えてみたところ、なんとか通じたようでした。

パワースポットって、和製英語だったのですね! 

とは言え、パワースポットという言葉が出来あがり、それが広く浸透しているわけですから、パワースポットというものの概念は、すでに日本人の中には完成されているのだと思います。

3次元のこの世界でスピリチュアルに生きているスピリアリストの私。
パワースポットと呼ばれる場所には結構行きました。
以前のnoteにも書いたように、私の親戚には神主が何人かいて、神社という場所を身近に感じていますし、若干の知識も持ち合わせているつもりです。
おそらくそのためだと思うのですが
「おすすめのパワースポットを教えて」
とか
「人間関係をよくしてくれる神様がいるのはどの神社?」
などと尋ねられることがあります。

日本の神様は「八百万の神々」と言われるほど数が多く、外国の宗教とは異なり「唯一神」ではありません。日本の神様は得意分野をお持ちです。それぞれが、各分野のスペシャリストですから、どうせ行くならその得意分野の神様がいる神社に行きたいと思うのは当然かもしれません。

常にスマホが手の届くところにあり、わからないことはすぐに調べることができる日常を送っているわけですから、私に尋ねてくる友人たちの中には誰もが知る「縁結びなら東京大神宮」とか「明治神宮の井戸」というような答えだけを求めているわけではなく、「えっ、そんな場所があったの?」というような、知る人ぞ知る的な答えを期待していることも少なくありません。

このような質問を受けた時には逆に次のように尋ねることにしています。 

「産土神社や氏神様にお詣りに行ったことはある?」

産土(うぶすな)神社とは

最近、産土信仰が広がっているようで、産土神社についてはいろいろな考え方があるようです。地域の神社庁に問い合わせれば、産土神社を教えてもらえるそうですが、産土という文字があらわしているように、ご自身が声を上げた地の神社と考えるとわかりやすいと思います。お母さまが胎内に赤ちゃんを宿されている期間に産土の神様とつながると言われていますので、その頃にお母さまが住んでいた土地にある神社ということになります。
同じ家に生まれても、神様とのご縁はさまざまなので、必ずしも家族全員が同じ産土の神様と結びつくわけではないと言われることもあります。とはいえ、生まれた土地の神社となれば、初詣や七五三、お祭りなど、生活の中で自然と足が向いていた神社があったのではないでしょうか。

私個人的には、産土神社はご自身が生まれた土地で、ご家族(先祖代々ならなお良)が参詣していた神社でよいと思っています。ご両親やおじい様、おばあ様が昔から通い続けいていた神社であれば、神様とのおつきあいの時間もそれだけ長く、神様もずっと見守り続けてくださっているわけです。最強の味方だと思いませんか?

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(私の産土神社です)

しかし、現代の日本では生まれてからその土地を離れずにずっと同じ場所に住み続けるということは、必ずしも簡単なことではなくなりました。

生まれた土地が遠く離れている場合はどうしたらよいでしょうか?

生まれた土地を離れてしまったため、産土神社にお詣りできない場合は、氏神様にご挨拶に行きましょう。

氏神さまとは

古代では氏族が一定の地域に集まって暮らし、神様をまつっていました。それが氏神様です。つまり氏神様はもともとある氏族のための、いうなればその氏族専用の神様だったわけです。その時代から時を経て、血縁的な結びつきによる一族の守り神から、地縁的な結びつきによる地域の守り神へと変化したのが今の氏神様であると考えられています。つまりその土地でご自身に一番近い神様ということになります。いつも最も身近にいて守ってくださる神様ですから、日頃からご挨拶に伺い無事に過ごせているお礼を伝えることは大切なことだと思います。


有名で大きなお社の神社にお詣りに行くことも、もちろん大切なことだと思いますが、生まれる前からつながり、一生変わらない産土の神様と、一番身近でいつも見守ってくださっている氏神様にお詣りに行くことを忘れてはいけないと考えています。

産土神様と氏神様は専属の最強のサポーターですから!



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