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いつ、人は相手を好きになるのか?

恋愛や婚活でよく言われていることで、
「好かれるためには傾聴が大事です」とよく言われます。

でも、傾聴してなくても好かれている人っているんですよね。

確かに話を聞くだけで好かれる人もいます。カウンセラーとか相談員みたいな、聞くことがメインの仕事をしている人もめちゃくちゃ好かれます(その辺は心理学を学ぶとわかる)。

ジムのインストラクターは、かなり異性に言い寄られる方が多いのですが、話を聞くっていうほど話す機会はお互いにないはずなのに、好きになられているわけですよね(笑)

自分が誰かを好きになったことがあるなら、
『なんで彼・彼女を好きになったんだろう?』って考えてみるのもありですよ。

簡単に答えをお伝えすると、承認と共感と尊敬+αで人は相手を好きになります。

αとはなんでしょうか?
この記事の中では回答しませんが、内容としては書いていますので、考えてみてください。


傾聴すると好かれるのか?


傾聴の本質


先に聞くことに対する効果をお伝えすると、相手の話をちゃんと聞こうとする姿勢は大切ですし、人は誰でも『理解されたい』という欲求があるので、理解してくれる、共感してくれると、ドーパミンが出て、気分が良くなります。

だから、話を聞いてもらうことで気分が良くなるのは正しいです。

けれど、『傾聴が大切』なのは確かなのですが、「傾聴が大切なんですね」と鵜呑みにして傾聴している人は「ふむふむ」「なるほど」「そうなんですね」「へぇ」しか言わないロボットみたいなことをやっています。

「いや、だったら、今流行りのChatGPTにでも話すわ!」とツッコミ入れたくなります(笑)

ChatGPTさん(?)でも、
「そうなんですね。〇〇をされているなんて素晴らしいです。あなたはXXXXXの点で関心をもっていて、△△△△△△とお考えなんですね」という模範的だけど、肯定的で理解を示す受け答えをしてくれます。

傾聴はただ聞くということが重要なのではなく、聞いたことを正確に理解してくれているか、承認してくれているか、共感してくれているかが重要になります。

ここで正確に理解してくれるし、深く共感してくれているかは、相手の言葉ではなく『聞く姿勢、言葉の抑揚、声のトーン、表情』などから無意識的に判断しています。
だから、傾聴はただ話をふむふむ聞けば良いという問題ではないんですよね。

心の中で相手の話に呆れている、見下している、馬鹿にしている、意見を否定しているなどの悪感情があるときは、それもそのまま顔や声に表れます。

人によっては「この人の話は全く興味が持てない」と思うこともあると思います。

その感覚そのものが相性の場合もありますし、相手の面白さを質問によって引き出せていないだけかもしれません。
相手の興味関心と、自分の興味関心が重なり合う部分で会話することもできます。
相手の話に興味が持てるように質問することも大事になってきます。


傾聴の大事な要素


話を聞くだけなら、ぬいぐるみや仏壇に向かって話しかけるのと変わりありません。
質問や応答があってこそ、傾聴の意味があるのです。
そういう意味では、人との会話を意識的にしてこなかった人はコミュ力が低いと思われることになります。

  1. 『相手の興味』✖️『聴きたくなる』質問

  2. 相手がもっと『話したくなる』聞く姿勢・態度

  3. 相手がもっと『話したくなる』応答

この3つは必須です。

これができないと、場が気まずくなりますし、人によっては質問を意識するあまり尋問風になってしまったり、やたら応答を気にしすぎて相手の話題を自分が奪ってしまうことがあります。

あとは、無理にテンションを上げすぎて、作り込みすぎな対応だったり、不自然に盛り上がろうとしていたり。

無理に取り繕わなくても良いですが、
「自分がこの程度の返事されたら、つまらないのかもと思って話す気がなくなりそうだな」
「自分がこんな態度や姿勢で聞かれたら、もっと喋りたくなるな」

という自分基準でとりあえず対応してみることです。

自分の感覚ですら「ちょっと…」と思うような対応を相手にしているのだとしたら、単純に失礼ですし、失礼なことをしている相手に自分の話は真剣に楽しく聞いてもらいたいと思うのはちょっと無理があるでしょう。

ちなみに、相手が話すターンと自分が話すターンが出てくると思いますが、相手が喋った分と大体同じくらい話すようにしてください。

相手の話を聞くことを重視しすぎて、自分の話をしないのも相手から信頼してもらえません。
「私は喋っているのに、あなたは自分の興味や話したいことはないの?」と思われるので、特に正式に付き合う前は普段話すタイプではなくても、相手と同じ程度には話すようにしてみてください。


相手に好きになってもらうには?


最初に書いた通り、承認と共感と尊敬+αで人は人を好きになっていきますが、承認・共感+αは、主に会話で進めていきます

尊敬も会話の中で起こりますが、敢えて意識する必要はありません。
自慢話をするというのは、前回の記事でチラッと書いていますが、高度な会話です。
言い方を間違えるとただの面倒臭い人になってしまうので、自分の好きなものをメインに話すと、それが相手にとってあまり知らないジャンルだったり、特殊な経験だと思えるなら、自然と尊敬になります。

承認、共感、+α が傾聴の中でできているのであれば、見た目などの好み、食の好み、興味関心や会話のテンポなどの心地よさ、お互いの好意の度合いなど、総合的に見て共通点や感覚的な相性が良いと勝手に両思いになっていきます。

日頃、学校や仕事でいろんな人に会ってきたならわかると思いますが、気の合う人、嫌な人じゃないけどあんまり好きになれない人、なぜか息ぴったりのような友達など、相性は自然と出るものです。

私の婚活塾の個別のご相談では、性格タイプ診断とは別に、育った環境や両親との関係から、どんな相手との相性が良いかまで見ることができます。

男性でも、年上のお姉さん系が合うか、年下の手のかかるタイプが合うのか、女性でも、大人しく穏やかな男性が良いのか、手のかかる無邪気な子供みたいなタイプがいいのか、いろんな相性がわかるんです。
占いよりも、事実を元にしているので、しっかり当たります(笑)

私は占いもやっているのですが、相性の観点からいくと、何故か惹かれ合うのは四柱推命で答え合わせできたり、当たることもありますが、結婚やパートナーとなると両親などの育った環境から見る方が納得です。
夫婦関係で困っている場合も、この相性を元に見ることで、対応策がわかることもあります。

そういう自然な相性というのは、男女でももちろんあることなので、婚活でも何人かお会いして、会話を重ねていけば、自然と合う人だけが残っていきます。
会話によってふるいに掛けるような効果が発揮できるんです。



好かれるために通過する王道順序


人の感じ方は、良いギャップ、悪いギャップのように、感じる順番でも印象が変わります。

よく部下を叱るときには、最初に褒めてから注意して、また褒めたり、期待していることを伝えるのが相手へのダメージが少なく、素直に受け取ってもらいやすいという話があるように、順番は大切です。

また、ネガティブなコンプレックスや抱えている事情があったとしても、伝え方を間違えるとイメージが悪くなる一方で、伝え方が良いと全く好印象になります。

例えば、バツイチで子供がいるという事情がある場合、どのタイミングでどう伝えるかは重要ですよね。
最初からプロフィールなどで書いておくのも1つの手ですし、会話の中で伝えることで受け入れてもらいやすくなる場合もあります。

病気やなんらかの障碍の場合も、伝えるタイミングは考えると思います。
こういう言いにくい問題はタイミングや伝え方が本当に重要です。

大まかな王道順序はこちらです。

  1. 警戒心を解く

  2. 心をひらいてもらう

  3. 人としての好意・信頼を得る

  4. より深い心の奥を引き出す

  5. お互いへの理解共感をする

  6. お互いの好意を確認する

ざっくりこんな感じです。

婚活塾では、もっと厳密で段階を追って、どんな会話をすれば良いか、どんなふうに話を深めて、結婚へ行き着くかをお伝えしています。

1については、誰でも最初は警戒心だらけですよね。
プロフィールでも警戒心をある程度解くことはできますが、会ってみないとわからないこともありますし、大切なところです。

初デートでうまくいかない人は、警戒心をそもそも解いていないか、警戒心は解いても、心をひらいてもらえていないことが多いです。

『人の心は二重扉』

圏外から知り合いの領域に入ってきた後、友達や仲の良い人になるためにはさらに扉を開く必要があります。

ファンタジー系の物語とか歴史が好きな人はわかると思いますが、国の外部の人間が国境から中に入るにはその関所を通りますし、そこから城の門をくぐろうとしたら、さらに門番を通過しないといけません。

3が確認できたらそれは1つ目の関所をクリアしたということ。

4、5を通過しないと、あなたはお相手の城の中には入れません!(笑)

でも、婚活ではそんなことを教えてくれる人がいませんし、恋愛で実はそんな経緯を辿っていると理解している人は少ないです。

むしろ、恋愛の場合はゆるゆるで、学校生活や友達の紹介で出会うと、関所の通過はすぐですし、恋愛なら「俺の城門は通さないが、相手の見た目は好みだし、相手の城門の中には入ったから、彼女ってことでもいいか」という不誠実な男性も女性もあり得るわけですね。

世の中には確かに城門の番人がゆるゆるな人もいて(メンヘラ傾向ですが)、こういう人は簡単にいうと、自分からすぐに城門を通してしまいます。
今出会っているお相手とのペースを合わせないと、2段以上ずれてしまうと悲しい恋愛に発展してしまうのでご注意ください。

何か自分のコンプレックスや事情になるものを相手に伝える場合は、少なくとも3を通過していないと、受け入れてもらえず、拒否されてしまいます。

また、伝え方も重要で、婚活の場合はその後の人生に関わってくる内容になるほど、誠実さをしっかり出して伝える必要があります。

この伝え方をしっかりできなかった場合と、できた場合で全然結果は違います。
婚活で女性が自分の抱えているご病気について、男性に伝えられたとき、最初に結婚まで後一歩の段階でお断りされてしまいました。その伝え方やご自身でその病気についてどう思われているか、受け入れられているのかによっても、お相手の受け止め方が変わってきます。



段階を進めるための会話をしよう


恋愛から付き合うまでが得意な人は、門番を通過するのが上手いです。

もし城の建物の中へ入ることが結婚だとすると、結婚にたどり着けないということは、まだ城下町や城の庭をうろうろしているといったところです。

「結婚の意思が相手にない」などの城の鍵が閉まっていることもありますが、城を開けても良いと思われるためにも、また会話が必要です。

また、段階を進めるためには、ただ趣味の会話や日常話で盛り上がっている場合ではありません。お互いに人には言いにくいなと思われるようなことも話をしていかなければ、関係は深まっていきませんし、結婚の場合はその後の生活にも関わりますから、イメージを作ることも大切です。

デートの行き先もその段階を踏むためだと逆算していくと、あんまり水族館や遊園地に行くことには意味がないのだと気づきますか?

むしろ遊園地などで体力を消耗したり、ただ何かを見たり、体験したりを繰り返していると、お相手としっかり話をする時間は無くなってしまいます。

結婚を前提に出会いやお付き合いを考えているのであれば、結婚の話が固まってから遊園地も楽しめば良いのです。


最後に、
LINEに登録してもらうと、自分の性格タイプ診断ができ、
アンケートに答えてもらうことで性格タイプの解説が届きます。

恋愛・婚活でお悩みの方は、ぜひ受け取って、相性マッチングができるように試してみてください。

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陽菜子|安心・納得の相性アプローチ婚活
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