シティリーグベスト4!レジエレキクワガノンの備忘録
自己紹介
声優・俳優やってます村岡遼といいます。
今年の2月頃から友人に誘われポケカを始めました。
大型大会は未参加(抽選当たらん)、シティリーグは昨シーズンのS6が初めてで、その時はパルキアうらこうさくを使用して1-4敗退だった苦い記憶が残ってます。
始めて8ヶ月ほどしか経っていないのでフルシーズン戦うのは今シーズンが初めてになりますが、2023シーズンシティリーグS1(10/28川崎バトロコ)にてベスト4という結果を残すことが出来ました。
ここで使用したレジエレキクワガノンについて、2週間ほど友人の力も借りながらみっちり考えたので、せっかくならアウトプットしたいと思っちゃったし初めてnoteを書いてみます。
自分なりに頑張って書くので途中から有料にはなりますが、よければ購入して最後まで読んで頂けると嬉しいです。
何故レジエレキクワガノンを選択したのか。
ルギア高いんすよ!!!!!!!!!!!!!
半分冗談なんですけど半分本気です。
パラダイムトリガー発売当時金欠すぎて、僕は未だに1パックも剥けてないです。
ルギアSAの高騰具合を指をくわえながら眺めていました。
ただ半分冗談なのも正しくて、レジエレキVMAX発表当時からレジエレキクワガノンを使用することをある程度決めてました。
ロストギラティナ、ロストバレットが猛威を振るっていたパラダイムトリガー直前の環境に風穴を開けることが出来るデッキだと考えていたからです。
実際この予想は的中しました。
ロストギミックのデッキにはすこぶる強いです。
弱点取れるパルキア対面よりも強いです。
ただ迷いがなかったかと言われると全くそんなことはなく、覚悟を決めたのは前日、前々日とかそれくらいです。
別の候補はミュウVMAXとアルセウスジュラルドンでした。
前日までのリスト
ちょこちょこ変更はしてきましたが初実践のもちポケ杯で3-3(3連勝からの3連事故)、ババロコジムバトルで2-1(パルキアに事故負け)とこの時点でかなり感触はよかったです。
このリストで出る気満々で前日も練習のために、池袋ぱられるのジムバ+友人と2戦して事件が起きました。大きな事故があった訳でもないのに0-4したのです。
家に帰ってこれではまずいと思いデッキ改造に乗り出しました。
ここでデッキ改造してなければベスト4という結果は確実に出せていません。
リストを見比べた方に伝わらないかもしれませんが、それくらい大きなリスト変更を行いました。
当日の使用リスト
何を変更したのか。
・ドラピオンVSTAR、ヒスイのヘビィボールの不採用
・スターミーV、ガラル鉱山、こだわりベルトの採用
・マリィ3ボス2→マリィ2ボス3
・エネ配分の変更
主にこんなところでしょうか。
これ結構自分の中で思い切った変更なんです。
デッキの強みやコンセプトに関わるほど大きなものだと自分は感じてます。
簡単に説明すると前日までのリストはより安定重視。
当日のリストはより強さを生かすことを重視したリストです。
採用理由や候補カード、不採用理由に関しては自分なりに頑張るので有料部分にさせてください。
お小遣いください。
よろしくお願いします。
デッキリスト解説
・レジエレキVMAX レジエレキV 3-3
声を大にして言いたい。本当は4-4入れたい。
レジエレキVMAXを2体用意することが目標、3体用意が理想です。
目標も理想も実現するためには4-4入れた方が圧倒的に立てやすさが違います。明確に違います。
ただ枠があまりにもカツカツなため、3-3採用。
・クワガノンV 3枚
一時期ヒスイヘビィを入れることによって2枚採用にすることも考えました。(クワガノン3枚は高いから、なんて言えない。)
実際のプレイの中で3枚とも使うことはほとんどないので、1枚サイドに落ちてもヘビィボールで持ってくればいいかな、と。
しかし実際に落ちて必要になった時に森の封印石で持ってくるしかないため断念。
3枚目を買いました。
・クロバットV、ネオラントV
必須のシステムポケモンたち。
できればどっちか一体にしたかったけど、どちらも必要になることが割とあるので絞れず。
ただ両方出すことは極力避けたいのは間違いない。
・かがやくゲッコウガ
実はここの採用をやめることも考えました。
しかし自身のプレイングの見直し、こだわりベルトの採用によって採用を決定。
ここを少しだけ詳しく解説します。
前提としてかがやくゲッコウガの特性「かくしふだ」は非常に強力です。
エネルギーを1枚トラッシュすることによって2ドロー、メロン起動のために基本水エネルギーを落としたいこのデッキとのシナジーも非常に高いはずです。
しかし、何故不採用の可能性を考えたかというと、初ターン2ターン目にゲッコウガを出す余裕が無いというのが理由でした。
先攻2ターン目、弱点を取れるルギアVやパルキアVを相手が1体しか置けていない場合、パラライズボルトを打ちながら落とすことが理想です。
しかし前日までのリストでは、パラライズボルト50とレジエレキVMAXのトランジスタ+30×2が必要になってしまいます。
つまり1ターン目にレジエレキを2体出す必要があり、これではゲッコウガを出す余裕が無いのは当たり前です。
こだわりベルトを採用したことによってレジエレキVMAX1体でも要求を満たせるようになり、ゲッコウガを出す余裕も生まれました。
・ドラピオンV
マストです。採用しなければミュウがきついです。
ただミュウ対面でもとりあえず出してミュウVMAXを落とせばいいと考えると危険なので使い所は気をつけて。(本戦でミュウとは当たりませんでした)
・スターミーV
アルセウス系統、ジュラルドン対策の要。
このデッキはアルセウス系統が割と辛く、ジュラルドンはその中でも特に辛いです。
スピード雷エネルギーを付けることによって手札補充も行うため、技だけでなくドローも縛られます。
しかしメロンを採用していることで1ターンでスターミーVを起動することが出来、奇襲をかけることが可能。
ただし同時にこだわりベルト採用が必須となります。
ジュラルドンVMAX330やルギアVSTAR280を落とすためには、エネルギーだけの火力では絶妙に足りないようにこのゲームは出来ているのです。
ジュラルドンVMAXは油断していない限り場にエネルギー6つ、ルギアVSTARもルギアに4つと裏に1つ程度です。
スターミーVで技宣言をする=確実にワンパンする、ということでこだわりベルトの採用が必須となりました。
・クイックボール 4枚
必須。たねポケモン多いし必須。
3に減らした時期もあったけど、僕が馬鹿でした。
・ハイパーボール 3枚
このリストの61枚目はハイパーボールの4枚目でした。
入れ替え候補は2枚目のこだわりベルト。
安定性かより攻めた構築か、今回は攻めることにしました。
・こだわりベルト 2枚
前日までは不採用にもかかわらず、2枚採用に変更したキーカードです。
まず、前日まで不採用だった理由としては、基本的に出番が少ないというものでした。火力はレジエレキVMAXで補うとして、210というHPラインはあまりにも簡単にワンパン出来てしまうため、クワガノンVには極力タフネスマントを貼って運用したい。
となると、こだわりベルトを使用したいポケモンがレジエレキVMAXのみとなってしまい、ベルト込み250というラインはあまりにも中途半端。
そのため、前日までのリストではこだわりベルトが不採用でした。
こだわりベルト再考のきっかけは前日のジムバトル内でのアルセウスジュラルドン戦でした。
正直少し見ないふりをしていた対面でしたが、前日に当たって敗北したことによって真正面から向き合い、そしてスターミーVと併せて採用することにしました。
では何故そこまで切ったのに2枚なのか。
これは前日悩んでいる時に相談した友人がとある海外プレイヤーに連絡してリストを見てもらったところ、このリストは絶対にベルト2枚の方が強いと言われ、回す時間はないから感触を確かめられない中考えた末に2枚採用する決断をしました。(ただ同時にハイパーボール4枚目を採用するなら抜くのは2枚目のベルトだが、ここはもう好みだといわれました。)
当日試合をしていく中で感じたメリットとしては、
1枚の時より明確に引きやすい(レジエレキクワガノンを使い始めた当初は1枚採用でした)
クワガノンに使ったうえでスターミーにも使えるなど選択の幅が広がる
早い段階で切らなければいけなくなってももう1枚ある
実際2枚使うかは置いておいて、2枚入れるメリットは十分に感じられました。
・タフネスマント 2枚
最初期から2枚採用で最後まで減らすことは考えませんでした。
基本的には早い段階でクワガノンVに貼りたい、スターミーVに貼ることで返しのトリニティノヴァを耐えることができる等、Vたねポケモンで攻撃することが多いデッキなので必須カードだと思ってます。
・トレッキングシューズ 2枚
ここまでいろいろ書きましたが、基本的には自分が理想の動きをしてパラライズボルトを打ち続けるだけで強いデッキです。そのためには序盤の動きが大変重要で、それを助けてくれる重要なカード。1枚目が水エネルギーで落とせたりするとラッキー。
最初は4枚採用していましたが、ほしいカードがどんどん増えた結果、最終的には2枚採用に落ち着きました。
・クラッシュハンマー 3枚
僕にとっては必須級で条件付き最強カード。人によっては採用しないカード。
でも僕はこのカードのおかげで当日2勝しました。
前日、海外プレイヤーの方に言われたんだ。
「クラハンを入れるなら全部割れ」
・エネルギー転送
前日のリストでは2枚ですが、1枚に減らしたカード。
リストと向き合う中で前述の通りゲッコウガの重要性が増したため、1枚を水エネルギーに変更し現物を増やした。
・森の封印石 2枚
説明いらないですね。マジで強い。
適当にレジエレキVMAXに貼っといて必要になったら使う、それだけ。
・ポケモンいれかえ、あなぬけのひも
最初はポケモンいれかえ2枚、途中はあなぬけのひも2枚などちょこちょこ配分変えましたけど、結局両方欲しい瞬間あるので1枚ずつ採用。
・ボスの指令 3枚、マリィ2枚
ここは同時に説明します。前日のリストでは枚数は逆でした。
なぜ枚数を入れ替えたかというと、フィニッシュや前に縛るためのボスの方が極力手札にあってほしいというのと、マリィによって止まる試合が少なく、どうしても打ちたいタイミングが多くないからです。
グッズロックによって入れ替え札を使用できない状態にしている以上、前に技を打てないポケモンを縛り、パラライズボルトで時間を稼ぎながら戦うのが理想です。最後はしっかり取りきるためのボスも必要になるため、2枚では足りないというのが僕の結論になりました。
マリィは先攻2ターン目にパラライズボルトを打ちながら使用するのが強力です。後攻1ターン目、クワガノンが見えた時点で相手は極力手札内のグッズを使用しようとします。手札さえ流されなければ次のターン進化できるように進化先を持ってくることも多いです。
また、クワガノンだけで寄り切るのが理想ですが、もつれた終盤はグッズロックを解除しなければならないこともあります。この時それまで使えなかったグッズがハンドにたまっていることも多いので、ここでマリィを使用することで相手のハンドを減らした状態でグッズロック解除のデメリットを薄くします。
ただ、多くてもこの2回程度なのでマリィは3枚から2枚に変更しました。
・メロン 4枚
このデッキはここから始まるといっても過言ではない。
クワガノンVにしても、スターミーVにしても、レジエレキVMAXにしても、このカードがあることによってガンガン技が使えます。
効果的にエネ加速しないと本当に技が打てなくなります。
とにかく大事なカード。
・嵐の山脈
前提としてこのデッキも雪道で凍えてしまうので、スタジアムの採用枚数は3枚だと決めていました。
実質ネストボール。このカードのおかげで安定感が高まりますが、相手によっては出したくないカード。
前日までは3枚採用していましたが、ロストギラティナに利用されてしまうこと、よりこのデッキの強さを活かすガラル鉱山採用のために、枠を1枚に減らす。
安定感重視の方であれば3枚採用のままでも全然ありだと思う。
・ガラル鉱山 2枚
まずは採用の経緯について話したいです。
このカードの採用自体は早い段階で思いつきましたが、レジエレキVMAXの良さを消してしまうため断念。
しかし、前日の10月27日ドラゴンスター日本橋3号店でのシティリーグでガラル鉱山採用レジエレキクワガノンが準優勝。
この結果を前日に見ることができたため、改めてガラル鉱山の採用を真剣に考えることができました。
採用を決めたのはいいですが、プレイングを2つ大きく変更することになります。
①入れ替え札の重要性が上がった。
元々入れ替え札が必要な場面は後攻1ターン目にクワガノンスタートできずパラライズボルトを打ちたい時、くらいの重要度でした。しかし、ガラル鉱山の採用によって雑にレジエレキVMAXを前に出すことができなくなってしまったため、入れ替え札の重要性が大きく上がりました。
②ベンチ管理がより難しくなった。
前述の通り、一旦レジエレキVMAXを前に出して逃げさせる、というプレイングは出来なくなりました。これまではベンチにクワガノンVがいなくても、空いたベンチにクワガノンVを出し雷エネ+メロン、レジエレキVMAXを逃がし即起動、このようにしてカツカツのベンチを回していました。(実際このプレイングはかなり多かったです)
このプレイができなくなってしまった以上、入れ替え札がない限りは極力ベンチで次のアタッカーを育てる必要が出てくるので、今まで以上にベンチのリソース管理がシビアになりました。
入れ替え札を増やせばよいのでは?という意見もありそうですが、強く戦うために必要なカードが多すぎて、自分のプレイングでどうにかなる可能性がある部分にこれ以上リソースを割くことはできないと判断しました。実際かなりギリギリですが何とかなりました。
・スピード雷エネルギー 4枚、基本水エネルギー 6枚、基本雷エネルギー 3枚
前日段階で基本水エネルギー5枚、エネルギー転送2枚でしたが、先述の通り「かくしふだ」の重要性が上がったので現物を1枚増やす。
今以上にアルセウスジュラルドン、シンオウ神殿が増えるようであれば、スピード雷3枚、基本雷4枚にして戦いやすくする選択肢もあり。
ただ現状の環境ではプレイングによって打開できる可能性も十分あるので、この配分でいいと思っています。
不採用カード
・ライコウ
レジエレキクワガノンによく起用されているサブアタッカー。
特性「しゅんそく」が優秀で2エネで高火力を期待できるものの、半分は相手のベンチ依存になってしまう点、基本プレイングはワンパンすることよりもグッズロックによって相手の動きを遅らせたい点、必要エネは多くトラッシュが必要なもののクワガノンも同レベルの火力を出すことができる点、以上三点により一度も採用せず。
・ターボパッチ
ルギア相手には非常に採用したいカード。とにかくエネ加速を行い、レジエレキVMAXをより多く早く戦える状況にすることで、VMAXまでは簡単にワンパン出来ないルギアに対し強く戦うことができる。
もし入れ替えるなら候補はクラハン。しかし、VMAXに進化させる前の早い段階で引いた上で表を出さなければならないこと、デッキの基本コンセプトは相手を事故らせることなので個人的にはあまり選択の余地はなく、クラハンを選択。
・ポケストップ
ポケストップ型もまだまだ健在。
シティ前日の調整時点でポケストップの採用も検討したが、落としてしまうと取り返しのつかない場合になるカードも多く、ふつうのつりざおやともだちてちょうを採用できるほどの枠もない。ガラル鉱山が基本的にパラライズボルトとの相性が良すぎるので不採用。
・いちゃもんモルペコ
レジエレキVMAXの恩恵を受けられる、ミルタンク対策にもなる、現環境上位はわざを一つしかもっていないことも多い(むしろ明確な対象外はミュウVMAXくらい)、ガラル鉱山と併せて使用できれば強い、以上の理由から採用を検討。ただルギア対面を想定するとバケッチャからスタジアムトラッシュや逃げエネは切れるなど脆さも多いと判断し不採用。
もし採用するならスターミーVとの選択。
先攻後攻問題
レジエレキクワガノンを使用しているとよく聞かれます。
これに関しては明確に答えがあります。
ジャンケンに勝って選択できるなら絶対に先攻。
後1パラライズボルトはめちゃくちゃ強いです。
決まればめちゃくちゃ強いです。決まればね。
実のところ森の封印石を入れていても再現性はそんなに高くありません。であれば、先2マリィパラライズボルトを狙った方が絶対に安定します。あくまで後1パラライズボルトは積極的に狙いに行くものではなく、オプションの一つの強い動きだと認識した方が全体の中での勝率は上がると思います。
あと、単純に自分を見た時でも先攻が強いと思いますが、同時に先攻を取らせたくないデッキが多いというのもあります。ルギアとアルセウス系統です。こちらとしては極力技を打たせないターンを作っていきたいのに、こいつら先攻2ターン目には後ろも起動できるだけの準備をしてきます。得意ではない対面が代表的な先攻で強いデッキたちなので、取れるなら先攻を取りに行きたいですね。
シティリーグ当日のマッチ解説
シティリーグでは予選4戦、決勝トーナメント2戦を行い、結果はベスト4でした。それぞれのマッチに関して少し解説したいと思います。
・予選1回戦 ロストギラティナ先攻⭕️6-0
先攻2ターン目からしっかりパラライズボルトを決めることに成功。ひたすら打ち続けることによってロストゾーンの枚数増加、ミラージュゲートからのギラティナの起動を阻害。クラッシュハンマーも決まりギラティナにエネが貯まることも防ぎつつ、技を打たせず着実にサイドを取り進める。
終盤はロストゾーンも貯まり、草エネさえ引けたらギラティナが技を使える場面でも相手は引くことができず、そのまま寄り切った。
ロストギミックに対する理想的な試合運びでした。
・予選2回戦 アルセウスメルメタル先攻⭕️6-2
正直全く警戒していなかったマッチアップ。階段で、おそらく負けたらこの後全勝してもオポは厳しいかなという気持ちと、そんな中で相手として想定していないメルメタルVMAX、得意とは言えない対面のアルセウス、ある意味一番緊張したマッチアップだったかもしれない。
先攻2ターン目にパラライズボルトを決めるも、エネ加速された上にしっかり進化もされてしまう。しかし、こんな時のためのスターミーV。メルメタルを呼び出し一旦パラライズボルトでダメージを与えつつ、返しでクワガノンが気絶してもスターミーVにタフネスマントを貼りアルセウスVSTARではワンパンできない状況を作ったうえでメルメタルVMAXを気絶。
その後はアルセウス2体を処理し勝利。
・予選3回戦 アルセウスジュラルドン先攻⭕️6-4
クラッシュハンマーに生かされた試合①
相手はジュラルドンVスタートするも、アルセウスV2体を出しポケモンいれかえもダブルターボエネルギーも引き切り後攻1ターン目にしっかり加速。この時のエネルギーの張り先が、ジュラルドンV1アルセウスV2。(おそらく先攻2ターン目で前のアルセウスVを落とされても、エネが2つついたアルセウスVを前に出し進化→手張り→トリニティノヴァでさらに加速を念頭に置いた動き)
それを見た先攻2ターン目、ボスでジュラルドンVを呼び出し、ガラル鉱山+パラライズボルトで縛り付ける。そのままターンは進み、ジュラルドンVは進化することも技を使うこともなくパラライズボルトのみで気絶。
その後、アルセウスVSTARにクワガノンV2体を突破されサイドを2枚先行される。
こちらの番、バトル場にいるアルセウスVSTARを倒しても、ベンチのダメージが入ったアルセウスVSTARに3エネがついていてボスでネオラントやクロバットを取られたら敗北の場面。パラライズボルトでそれまでうまく動けていない結果、相手の手札は非常に多かった。
ここで祈りのクラッシュハンマーでベンチのエネを1枚トラッシュに成功。マリィを使用し相手の手札を流し、スターミーVでバトル場のアルセウスVSTARをきぜつ。相手の手札にボスとエネがあれば敗北のお祈り。
結果ボスは引けたがエネが引けず、ガラル鉱山で逃げることも難しいので相手はボスの指令でネオラントを縛ろうとするも、こちらの手札には山脈とエネがありスタジアム張替えからの手張り→逃げ→レジエレキVMAXのダイライデンでサイドを取り切り終了。
最後のクラッシュハンマーが裏であれば負けていた試合だった。
・予選4回戦 ルギア先攻❌2-6
先攻2ターン目にパラライズボルトでルギアVをきぜつさせるが、後攻2ターン目にアーケオスの2体目を博士で落とされた上にその博士でルギアVSTARも引かれこの時点で試合終了。アーケオスが2体立った時点で結構どうすることもできなかったりします。(それまでにサイド4枚取れたりしてたら別だけど)
この試合の敗因は先攻2ターン目、ルギアVを落としに行ったことである。
相手は後攻1ターン目に2体目のルギアVを出すか悩んでいた。理由はベンチがその時点で3体埋まっており、2体目のルギアVを置いてしまうとベンチの空きが1つしかなくなってしまうからである。こちら側のベンチにはレジエレキVが1体しかおらず、こだわりベルトがない限りルギアVを落とすことができない以上、2体目のルギアVを出してアーケオスが2体置けないベンチにするよりも、落ちないことに賭けて1体しか置かない選択を取ることもできた。しかし、悩んだ結果相手は2体目のルギアVを置いてケアをした。
それに対しこちらはルギアVを落とすか、別のポケモンをボスで呼び出し盤面にルギアVを2体残しても1ターン作るかの選択を迫られた。結果は先述の通りである。
結果論にはなるかもしれないが(博士でルギアVSTARを引けなければ恐らく勝っていた)、あの場面では勝負を急ぐのではなく、クロバットVを前に呼びつつ、パラライズボルトで一旦小突き、アーケオスを1体出すか、2体出すためにさらに時間をかけるかの選択を取らせるべきだったと思う。このデッキの扱いが難しい点はこういう時間を作るべきか否かという選択にある。
■予選結果 3-1 予選30人中全体3位
・準々決勝 ルギア先攻⭕️6-3
クラッシュハンマーに生かされた試合②
先攻2ターン目のクラハンですべてが決まった試合。
後攻1ターン目にバトル場のルギアVにパワフル無色を貼られ、アーケオスも1体トラッシュに送られる。しかし、先攻2ターン目にクラハンでパワフル無色をトラッシュしパラライズボルト。後攻2ターン目にルギアVSTARに進化はされるがアーケオスは落とすことができず、アーケオス1体だけではタフネスマントクワガノンVを落とすことができるだけのエネ供給が出来ず、返しの攻撃でルギアVSTARきぜつ。その後、ガラル鉱山とパラライズボルトでクロバットVを縛りつつきぜつさせ、一度アメイジングデスでレジエレキVMAXをきぜつさせられるもそのままサイドを取り切った。
真面目に先攻2ターン目のクラハンで決まった試合だった。
・準決勝 ルギア(再戦)後攻0-6
まずは初手をご覧いただきたい。
勝てるかあ!!!!!!!!!!!!!!!!!
この日のここまでの運を清算するかのような引きでした。
さらに、ここまでじゃんけん5連勝で全先攻だったのに初の敗北初の後攻。相手の先攻1ターン目の動きもよくなかったので起死回生をかけてのネオラントVルミナスサイン→マリィサイド全落ち。
このまま何もできることはないまま、ただただ負けていきました…。
でもこればかりは仕方ないです。これがカードゲーム。
最後まで勉強させてもらいました。
■準決勝敗退 結果 ベスト4
まとめ
今回の僕のシティリーグの目標はベスト4でした。
優勝できるリストを作り上げたとの自信もあったし、このデッキを優勝させてあげられなかったことは悔しいですが、目標には到達できたことにほっとしています。
レジエレキクワガノンというデッキは使用者次第で大きくプレイングが変わります。元々持っているグッズロックによる妨害・遅延の側面に加えて、「トランジスタ」によって弱点でなくともポケモンVSTARをワンパンできるほどの火力も手に入れました。
ただ、本来の強さは前者なのです。
僕の予選4戦目のように勝ち急ぐのではなく、そこをぐっとこらえて相手を拘束し続ける、相手にも自分にも我慢を強いるようなデッキだと考えています。
執筆時点ではこのデッキのシティリーグでの最高順位は準優勝ですが、優勝することができるデッキだと信じています。ここからの戦いに期待したいところです。
(追記)公開前日についに優勝者が出ました!!!!!
一緒にこのデッキを調整してた友人も64人会場で4-1、初戦負けのため全体11位と大健闘してくれました。
やはりこのデッキは強い。