運用設計講座を開催します。

この講座は2022年にSIerさん各所で実施して、かなり高い評価を頂いております。
個人的には、苦しんで学ぶよりは、楽しんで学ぶ方が学習効果が高いと思っていますので、オンラインでワークショップやクイズなどを取り入れて、双方向で楽しみながら実践的な運用設計を学べる内容になっています。
いろいろと楽しんで頂ける仕組みを準備していますので、ぜひご参加いただきたいです。
ただ、安い講座ではないので、どんな内容なのかを少しだけ紹介したいと思います。



① 講座部分

基本的には、「運用設計の教科書」と「運用改善の教科書講座」から運用設計に必要なエッセンスをお伝えしていくのですが、書籍では書けなかった実際の案件事例なども紹介していきます。
主に、以下のような内容を解説していきます。

  • システム導入フェーズごとの運用設計の流れ

  • 非機能要求グレードやITILなどのベストプラクティス、クラウドサービスの運用やゼロトラストなどの最新トレンドを取り入れた運用設計手法

実際のスライドもいくつかご紹介しておきましょう。

運用とはなにかという説明
システム運用の変化の説明
ITIL4を踏まえた運用設計の考え方説明
運用設計で作成するドキュメント関連図
サンプルの運用フロー図で作成方法などをレクチャ
オンプレ~各クラウドインフラでのパッチ適用の考え方
オンプレ~各クラウドインフラでのバックアップの考え方
システム監視の基本的な考え方
運用項目の洗い出し方
サービスレベルの考え方
BCP/DRの考え方

講座では、このようなスライドを200枚強準備しております。
以下のようなサンプルドキュメントと合わせて、講座資料もお持ち帰りいただけますので、講座の翌日からお使い頂くことができます。

サンプルドキュメント群

講座部分では、網羅性を高く運用設計に必要なことをお伝えします。
ただ、話を聞いているだけだと、運用設計は出来るようにならないし、眠くもなってきます。
なので、定期的にワークショップが入ります。

② ワークショップとクイズ部分

本講座のワークショップは、以下のような目的で実施します。

  • 実際に設計内容を発表してもらうことによって、運用設計内容の説明の疑似体験ができる。

  • 他の参加者意見を聞くことで、考え方を整理して標準化できる。

  • 講師の解説を聞くことで、設計のポイントを確認できる。

だいたい20分に1回ぐらいワークショップをやります。
ほとんどすべてが明確な正解のないワークショップなので、正解を出さないといけないと悩むことはない内容となっています。
発表が苦手な方もご安心ください。
基本的には講師の私とおしゃべりしてもらう形になるので、出来る限りのフォローは致します!

どういった内容のワークショップをするのか、少し紹介してみます。

ホワイトボードツールによる意見交換
非機能要求グレードを利用した運用要件整理ワークショップ
監視体制におけるエスカレーション方法整理ワークショップ

講座で解説 ⇒ ワークショップで実践を繰り返していただき、全体としては実際に1回運用設計をやったぐらいの経験値をつけていただけるように意識してカリキュラムを作成しています。

ブロックごとの講座とワークショップが終わったら、最後に振り返りクイズを実施します。

振り返りクイズ

残念ですが、これは正解しても景品などはありません。
目的は、学んできた内容を思い出してもらう記憶の定着です。

③ 参加者の声と注意事項

2022年に各社で開催したときに、以下ののような感想をいただきました。

  • これまで感覚でおこなっていた運用設計が体系的に理解できた。

  • ばらばらに散らばっていた知識がまとまって理解できた。

  • 実用的なサンプルで、明日から運用設計で活かせると思った。

  • ワークショップに対して経験豊富な講師のフィードバックがあったおかげで理解が深まった。

すでに運用設計を経験したことがある方には、知識の整理と充足としての効果が高いようです。
また、書籍では書けないような実際の事例も踏まえつつ解説していきますので、より実践的な運用設計手法をお伝えします。

最後に、本講座は初級者向けではないので、最低でも「システム運用、システム監視、システム構築、いずれかの経験3年以上 推奨」となっています。
それほど詳しい知識は必要ないですが、パッチ適用とか、バックアップ/リストアとか、障害対応とか、監視通知みたいな用語で、ぼんやりと業務内容が想像できる状態でないと、講座部分についていけない可能性があるのでご容赦ください。

また、研修内でITILのご説明もしますが、事前にITILv3ファンデーション、ITIL4ファンデーション、または同等の知識をお持ちの方の方が、研修参加の効果は高くなると思います。

それでは、ご興味があって、お時間があって、講座参加のための予算があるという方は、ぜひ講座でお会いしましょう。
私もみなさんに楽しんで頂けるよう準備しておきます!


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