Trees@対話型サウンドインスタレーションに行ってきました。
フルーティストの友人・松村拓海さんが武蔵小金井で開催しているアート展示に行ってきました。
ぜんぜんITに関係ないアート展示のように見えますが、これは自粛生活に追い込まれた一人のアーティストが、1年間かけてゼロからプログラミングとセンサー技術を学んで、対話型の演奏装置を作り上げたというITスポコン要素満載のバックグランドを持つ展示なのです。
そして、この展示。
いままで体験したことがない、かなり奇妙な体験ができます。
緊急事態宣言中ですが、基本的には非接触でソーシャルディスタンスが保たれる展示なので、中央線近辺にお住いの方はぜひ今週末に体験していってもらいたいのです。
あまり類似する体験がないので、すごく説明が難しいのですが順番に説明していきましょう。
なんの変哲もない部屋ですが、部屋のあちらこちらにセンサーが取り付けられていて、人が通るとセンサーがそれをキャッチして反応して白い筒の中から音が出てくる仕組みになっています。
部屋の中を歩きまわると、少しずつ曲が変化していきます。
ここで奇妙なのが、自分が出した音がどれなのか明確にはわからないというところです。
そのせいで、部屋中をずっとウロチョロ歩き回ることになります。
センサーには「光センサー」と「カラーセンサー」が使われていて、光に反応するものと、色に反応するものがあります。
そのため、部屋の中にはプロジェクターが配置されていて、カラーフィルムで音を変えることもできます。
これらのセンサーをC言語と基盤で制御しています。
もしかしたら、松村さんはオープンソースのことを「ソースコードを壁にはりだすこと」と勘違いしている可能性があります。
ZoomでのLive streaming参加することも可能(どうやって!?)らしいので、現地にいけない方も参加してみてはいかかでしょうか?
何にせよ、人は1年でここまで出来るのだと思うと勇気が湧いてきます。
ティモンディの高岸さんの名言「やれば出来る!」を地で行く展示だと思います。
2021/2/28までですが、興味がある方は足を運んでみてください。