HPVワクチン(ガーダシル9価)接種レポ☆
2020年2月26日㈬
コロナウイルスの影響で世の中がざわついている。とりあえず得られる情報ばかりに飛びついて、垂れ流ししているだけにしかみえない。そもそも何が起こっているのか、何が問題なのか、それに対して今自分たちは何をすべきなのか、見極めるのに必要な基本的な医療の知識を持っている人がどれだけ少ないかを目の当たりにしている。
テレビのワイドショーは感情を煽るばかりで有用な知識や情報に乏しいと個人的に思っているので見なくなった。ニュースとかの情報収集はほとんどTwitterに頼っている。SNSの煽りも問題ではあるが、アカウントを選別さえすれば専門の臨床医や研究者の意見にアクセスすることができる。
Twitterでは、コロナばかりではなく、すでにワクチンのあるウイルスに対して積極的にワクチンを接種することも大切、と訴える専門家を多数みかける。最近多くの先生方がHPVワクチンの接種を訴えかけている。
ヒトパピローマウイルス(Human papillomavirus: HPV)はおもに子宮頸がんを引き起こすウイルスとして認知されていて、ほかにも 肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっていることが分かってきた。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えていることもあり、問題視されている。
私たちが10代の頃、国の補助内でワクチンを接種することは可能だった。しかし、ワクチン接種後にひどく体調をくずしたり歩けなくなったという『副反応』の過剰報道から未接種の成人女性が増えていて、私もその一人だ。
HPVワクチンについての産婦人科の先生のツイートや知り合いの先生のすすめもあり、接種しなきゃと思い始めて数年がたっていた。きのうふと、Twitterのブックマークを見返しているとHPV9価ワクチンが接種できるクリニックのツイートを発見して、思い立って予約してみた。
ちなみに、HPVワクチンには2価、4価、9価の3種類がある。HPVには型があり、何種類を防げるかが種類によって異なる。9価のガーダシルは日本未承認で約1回35000円と高価だがどうせ接種するなら、とここは奮発した。
新宿南口のNEWoManにあるナビタスクリニックに行った。前日予約だったが平日ということもあり午後の早い時間に予約がとれた。
受付を済ませて説明を受けて診察を待った。診察室は複数あり、診察番号を表示するモニターがある。待ち時間も少なく、スムーズに診察から接種までおわった。私はもともと痛みに強いので、注射の痛みはとくに気にならなかった。
会計までおえると、受付の人から説明があった。帰ってから激しい運動やおふろに浸かる入浴を控えることと、筋肉注射なので1週間くらい腕が重い感じになることがありますと言われた。接種後に一時的に体調が悪くなることもあるので30分は電車に乗らずにクリニック周辺にいてください、とのことだった。30分くらいルミネをふらふらしてとくに体調の変化もなく、無事に家に帰った。
ワクチンの接種でがんを防げる。こんな単純なことでも、まだまだ認知度は低い。分かりやすくて正しい医療情報に簡単にアクセスできるような仕組みがまだまだ必要であり、知識によって救われる方々が増えていくように自分も今後何かしたいと思った。
【追記】
接種後5日間くらいは確かに肩から下がちょっと痛くて腕があがらない感じがあったが、1週間後には治った。それとワクチンの影響なのかは分からないが、接種後2,3日は喉が痛いのとやや倦怠感があった。ワクチン接種後はゆっくりできる日程を選んで予定を組むのがおすすめ。