このままで本気で開幕を迎えられるのか?
昨年は未曾有のコロナ禍による試合日程の変更と本来開幕である3月に向けて調整していたのがやり直しを強いられ中々上手くいかなかった選手がいるのは(本来はプロだからそれすらも言い訳にしてはいけないが)まだ仕方ない面もあるが、今年はしっかり3月26日に開幕する事が決まっており、つまりは今日からのオープン戦からは一軍の戦いのレベルの中で試合毎にテーマを決めてそれに合わせた調整をしていくのが常である。
しかし今日札幌ドームでおこなわれた北海道日本ハムファイターズとの試合はそんなものとは程遠い結果であり、また内容であった。
ライオンズの先発投手陣といえば12球団で一番低いQS率であり、2018年51.0%、2019年42.7%といずれもリーグ平均を上回っていたが、昨年は約34%と先発が試合をきちんと作れない事が昨年の苦しいシーズンの要因の1つになっていた。
今日先発した松本航投手も自身の昨年のQS率が35%とボール球が多く結果珠数が嵩み、短いイニングしか投げられないという悪循環だった。そして今日の内容も全く変わっていなかった。先ず初回に簡単に二死をとってから四球を2つ含む満塁のピンチを作り結果は無失点で終わったが、実に37球も要してしまった。そして最終的には3回2/3、打者20人に対し、被安打2の押し出しも含む6四死球の4失点、95球という結果に終わってしまった。あまりに収穫のない内容であり、また3ボールになったのが実に12人に対してであり、自らで自らの首を締める投球内容は何かしらの荒療治が必要なレベルだ。
また守備に関しても森捕手、外崎選手、山川選手が雑なプレーでレギュラーをはる3人が揃いも揃っての目を覆いたくなるようなミスの連発と公式戦じゃないからOKなど呑気な事など言ってられない事態だという事を認識していかないと今年も苦しいシーズンになってしまうだろう。
最後に3人目に登板した今井投手だが、初回はエラーや不運な当たりに見舞われ失点を重ねてしまったが、その後ズルズルいかなかったのだけは松本投手に比べれば収穫だった。
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