同じことの繰り返し⁉️
今回の立憲民主党と国民民主党とによる新党結成の流れを見るにあたって、そしてそこに連合傘下の組合議員が大量に入る光景を見て、私はとある過去が思い出される。それは96年に自民党、新進党の保守二大政党に変わる第3のリベラル勢力として結党された民主党が、98年に自民党に変わる受け皿としての二大政党を目指し、新進党、旧民社系と合流した新民主党の事だ。
96年に結党された旧民主党は明治以来続いた『国家中心社会』からの脱却を唱え、市民主体による『自立と共生の民主主義』その為の多極分散、水平協働型の『市民中心社会』を唱え、自由と平等のバランスを明示した友愛を綱領に掲げていた。
ところが98年に新進党の議員が大量に民主党と合流した事でこの96年の綱領は廃棄されてしまったのだ。
果たしてその後の民主党は確かに政権は1度取ったけれど自民党右派よりも右よりの旧民社系の議員や松下政経塾出身の新自由主義議員らによってそもそもの理念を失ったまま先祖返りを果たし、やがて政権の座から転げ落ちてしまった。
今回の合流話を見るとその記憶が鮮明に思い起こされるのだ。
https://www.smn.co.jp/takano/who.text5.html