是非ライオンズの若手投手に見てほしい

 既にご存知の方も多いと思うが、『精密機械』と称された元広島東洋カープのエース、北別府学氏が白血病の骨髄移植の為、入院した。自分の少年時代に活躍していた選手が病気になると色々考えさせられる。
特に西武ライオンズとは日本シリーズでは3度対決しているが、打ち崩した、という印象はない。兎に角元気に戻ってきてほしい。
 さて北別府学氏といえば先程も書いたように『精密機械』と言われる正確無比なコントロールの持ち主だが、そのコントロールのつけ方について動画で解説をしていた。
 その中で彼はきちんとしたコントロールをつけるには努力が必要とし、こんな練習をしていたそうだ。

上記の通り、ベースとバッターボックスのラインの間を狙うようにし、ベースの中に入るボールをいかに少なくするか、その為には練習と試合を全く同じ状態にする為にブルペンで投げる、と言っていた。
更に氏は本当のコントロールをつけるには手でなげるのではなくフォームで投げる、その為には投げ込みが必要でフォームが固まらないで今日は調子がよかった悪かった、と言ってるうちはダメだと。そしてどうしても調子が悪い時は遠投をして、回転を確かめる事が大事とも言っていた。

因みに彼は現役時代、審判をわざと試す為に全く同じフォームで全く同じコースに何度も投げるような事をしていたらしい。
これを聞くと、ライオンズの若手投手のコロコロ、フォームが変わったりしてしまうのはコントロールだけでなく自分の野球選手としての道程も迷路になるのではないだろうか?
正しい投げ方、正しいフォーム、それを物にするための投げ込み、それをするためにはいい意味で自分をいじめ抜くのは必要なのではないだろうか?

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