立憲民主党はどこへ向かう?

 立憲民主党と国民民主党との合流話が一応の決着をつけたようだ。立憲、国民が各々解党、国民は残留組と合流組に分党し、合流組が立憲と合流、そして無所属議員らも殆どが合流に舵をきったようだ。
 新しくできる党の綱領などには立憲主義を謳い、そして立憲民主党が結党以来掲げていた原発ゼロ政策が記されている。(後明記されないことがわかる)これはとても素晴らしい事だと思う。が心配な事はある。それはこの新党に参加する議員の顔ぶれを見て果たして本当にそれができるのか?と訝しがりたくなってしまうからだ。
 例えばこの新党に参加予定に野田佳彦前首相が名を連ねている。
 野田佳彦氏と言えば財務省の軍門に下り、民主党政権を増税路線に突き進め、壊滅させた1人である(その道筋をつけたのがこれまた財務省の股をくぐった菅直人氏)。加えて当時野田内閣はエネルギー政策に非常に後ろ向きで菅政権の時に2030年までに原発ゼロを実現する、という方針を2030年代までに原発ゼロを目指す、という非常に後ろ向きな表現に変えた。そしてその時の経産相が現在立憲民主党代表の枝野幸男氏なのだ。更に今回の合流参加に連合の神津里季生氏が労組出身の議員の参加も促していくという話も聞いた。
 原発政策に元々後ろ向きだった人物や組合依存の操り人形型議員、それらが集まって果たして本当に真の多様性、掲げてる原発ゼロが果たせるか?絵に描いた餅にならない事を祈り、私も有権者の1人として早く日本にキチンとした政治が定着する土壌作りに声をあげ続けていきたい。

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