深刻な問題

 2月15日、ソフトバンクホークスの甲斐野央投手が右肘に違和感を覚え、リタイア組に回されることが明らかになった。どうやら開幕は難しい状況みたいだ。 
 甲斐野投手といえば昨年新人ながら勝利の方程式の一角を担う重要なポジションを任されていてソフトバンクホークスの連続日本一に貢献した1人だ。その彼が戦線離脱する事はチームにとって非常に痛い問題だろう。
 しかし今回の件、事前に防ぐ事は果たしてできなかったのだろうか?因果関係があるかは分からない事は最初に断っておくが私はシーズン終盤にその原因の要素が隠されているのではないか、と考えている。
 シーズンも大詰めの9月、彼は体調不良を訴えベンチ入りから外れた事がある。その時は2試合程で実践に戻ったが、その9月、10月の成績、特に球速の落ち込みが著しくなっていた。
最高球速158kmに対して最低球速が118kmと球速差40kmとなっており、被打率.667と明らかに成績を落としていた。にも関わらず彼はCS、日本シリーズ、果てはプレミア12までフル稼働だった。
 新人選手というのは新しい環境、それも自分よりも10以上も上の選手たちと交わらないといけなく、緊張感も疲労感も尋常ではなく、この疲労蓄積がもしも今回の肘痛に繋がったのだとしたらそれは人災になってしまうだろう。

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