GMの仕事はいい選手をスカウトしたり、自軍の目玉選手を引き留める契約をおこなったりするのは勿論だが、それと同じ位、いやそれ以上に大事な仕事がある。それはチームにいる選手を守ることだ。
本日渡辺GMは今年の9月に頻脈性不整脈と診断された多和田真三郎投手について以下のコメントを発表した。
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このコメントを読んで心配していた事が現実であることの驚きと同時にギリギリまで選手を守り、ファンのヤキモキを上手に和らげるタイミングでコメントを発表した渡辺GMは素晴らしい、と思った。
多和田投手にはどうか今は復帰とかそういうのは考えず、日常生活をしっかり送れるように願う。そしてチームにはいつでも彼が帰ってきやすいように居場所を作ってもらいたい。
私事で大変恐縮だが、私は以前心療内科に通院していた経験がある。その時は今よりもまだそういう所に通院している事に偏見があり、そこに通院している事は一切話をしなかった。そして診断書を受け取った時の気持ちは、まるで社会から否定をされたような感覚だった。恐らく多和田投手も似たような気持ちではないか、と思われる。その状況で帰る場所がなかったら非常に孤立無援な状態になってしまうだろう。
そういう意味でSNS上で憶測の中で、計算できない、とかトレード要員、などの書き込みがあったのは私としては残念な事だと思った。是非そういう事を書き込みしたり、書き込もうと思った人たちもそして私も含め今は彼を、そっと見守り、帰る場所をファンとして作る事を考えていけたらな、と思う。