久しぶりにカフェで長話をしました
クマくんとウサギのピョンちゃんは、久しぶりに街に出ました。うわさ話でもなく、グチでもなく、身の回りからはなれたことを語れる友がいるのはいいものです。
クマくん「街にくるとおもうんだけど、しかくいものがおおいよね」
ピョンちゃん「のはらにいると、まあるいものはあるけれど、たいていは、かたちがいろいろだもんね」
クマくん「うん、ひとって、しかくい箱のようなたてものがすきだな。それも、とってもたかくて、てっぺんもみえないほど」
ピョンちゃん「おちばをかさねたようなたてものなんて、つくるのがたいへんなのかもしれないよ」
クマくん「しぜんのなかには、しかくいものは、あんまり、ないけれど。だれが、しぜんをつくっているのかな、ときどきふしぎに思うんだ」
ピョンちゃん「かんがえてみると、クマくんは、クマくんのかたちで、ピョンは、こんなかたちをしているのもふしぎ。それにしても、クマくん、はやくソフトクリームをたべないと、かたちがとけてなくなってしまうよ」
クマくん「ははは、ぺとぺとになっちゃう。でさ、こころってどんなかたちをしているのかな」
ピョンちゃん「ピョンのこころは、ながい耳があるかもしれないね。それにしても、クマくんのこころは、とうみんのときは、とまってるのかな、うごいているのかな」
クマくん「どうかなあ、さいきん、おうちもあったかいから、とうみんしてないし。むかしのクマさんたちは、とうみんのとき、こころは、しかくに凍っていたのかもしれないね。ははは」