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叩かれない出る杭は、ずる賢い
出る杭は叩かれる風土が、この国にはある。だから、発想力が弱いといわれる。しかし、出る杭は、つねに叩かれるわけではない。叩かれない出る杭もある。なぜか。
賢い杭は、いろいろと工夫をしている。まず、とんがりすぎない。いや、アイデアは鋭くていいのだが、それを組織のみんなに話すときは、おだやかに、円満に、語っていく。
みんなが、そのアイデアの破壊性に気づかないように、ちょっと改善しましょうよ、という感じで、一歩踏み出す。それを2回、3回としていけば、大きな変化になっていく。
斬新主義が過ぎるとお怒りの意見も出そうだ。でも、つぶされてしまうより、いいではないか。ニコニコと大胆なことをやっていく。そこがコツのような気がする。
出る杭は保護色をまといながら、気がつくと、でっかい出る杭になるのがいい。杭自身も、それなら、疲れない。何より、長期にわたって、出る杭でいられる。
出る杭は、正直ではなく、ずる賢い必要がある。そのずるさは、やがて、組織全体にとって、利益になるのだから、許される不正直さといえる。