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イナイベーションを見ると、イノベーションが見える

盛り場で、幼稚園児が叫んでいます。「あれ、なーに?」振り向くと、デジタル公衆電話。彼女は、普通の公衆電話は知ってるのかな、そのあたりは分からないけれど、確かに珍しく出会った。

公衆電話は、1985年には全国で91万台。まだ、コイン式と磁気カード式の2タイプでした。2015年には、17万台。30年前の2割以下に減少。うちデジタル式も7万5000台まで減少。

技術革新によって、いなくなっていく現象を「イナイベーション」と呼びましょう。イノベーションは、新たに出現するので見えやすい。でも、消えていくものは、気がつかないことも。

時には、「いないいないばー」をして、減少し、消滅していくテクノロジーを思い起こそう。何によって代替されたのかを考えることは、今後のイノベーションのヒントもつかめるはず。

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