珈琲寄席開催報告
先日、予告させていただいておりました通り、「珈琲寄席」なるものを開催してまいりました!
今回はその報告と感想を。
珈琲と落語のマリアージュ
実際どんなことをやっていたのか?
今回は現代落語と古典落語それぞれを少しアレンジ、珈琲のネタを組み込みながら落語を楽しんでいただき、各お話の後、会場には珈琲の香りが漂ってくるという塩梅。
つまりお客さまは、「落語を楽しむ」>「コーヒーの香りを楽しむ」>「落語にちなんだブレンドコーヒーの話を焙煎家から聞来ながらお茶菓子を楽しむ」>「ようやくコーヒーを飲んで楽しむ」>しばしのご歓談>「落語を楽しむ」>「コーヒーの香りを楽しむ」>「落語にちなんだブレンドコーヒーの話を焙煎家から聞来ながらお茶菓子を楽しむ」>「ようやくコーヒーを飲んで楽しむ」
という流れですね。
なんだか不思議な満足感
この寄席、珈琲の良さを体感できるという意味では、本当に満足度の高いイベントとなったのです。
お客さまは耳と想像力を働かせ、そのあと鼻でコーヒーを堪能、お茶菓子を味わいながら、珈琲の到着を待ち、その間にもその珈琲についての学びを得ながら、最後にようやく珈琲を味わえるのです。
このお待たせ感、半端なく、その時に飲む珈琲の記憶はいろんなシナプスと結合し、なかなか酔えられない満足感を体感できるという仕組み。
これって、寄席×◯◯◯◯◯という具合に、何にでも当てはまります!
というわけで、いろんな食品、サービス、アクティビティに応用が効くこの取り組み、皆様からのオファーをお待ちしておりますよ!
360度寄席って体験したことありますか?
個人的な経験ですが、以前、とある噺家さんのお話を両国国技館で体験したのですが、その方はもちろん、一方公にしかお話はせず、カメラの映像が四方に流れていたのですが、僕は不満でした。
「どうせなら噺家が回ればいいじゃん。」
なので、今回、カシスさんから「お客さんに囲まれる?」ってご提案をいただいた際に、「やろう!」って乗っかりましたわけです。
結果は僕的には成功!お客さまにも、初体験!ストーリーの進みが立体的で面白い!!というご評価をいただきました。
背中を向いている時の表情を想像して面白かったとも。
もちろん、弊害もあるわけですが、360度落語。
これ、続けたいと思います。
ので、体感したい方は是非!私たちの寄席にお越しください。
次回は10月、御徒町で会いましょう。