4/10 生活に愛想も尽きた話

生活に愛想も尽きて
シンプルな答えが欲しいの
答えが欲しいの
今すぐに

// 楽園 / Mao sasagawa #NowPlaying

本来なら4/4、Mao sasagawaのワンマンライブに行くはずでした。あえなく中止です。
昨今の情勢を考えればそれは当然で、むしろそうすべきだと私ですら思います。

地元である中目黒には桜並木が広がっていて、毎年駅が入場規制をかけるくらい混むのだけど。今年は静かに散っています。

ロックダウンをしろ、ロックダウンをしろ、という言説Twitterで注目を集めています。
私個人の感情論だけでそれに言及すると、寂しいです。
人と人が集まることがなくなって、人間関係が切断されていくような。SNSだって疫病に関することばかりで嫌になる。

当たり前だけど、今、自粛が善で、肩を寄せ合い笑い合うことは悪です。

自粛が当座の臨時規範とされた世界。街を出歩き、恋人と指を絡ませても、そこには世界を転覆してしまうかのような罪悪感があります。
だってその世界転覆に正義はない、私の欲のためのものだから。

どんどん切断されていく世界で、やっと絡ませられた指を手を握りしめてもねじきられるような感情がそこにある。
それを忘れないために今、これを書いています。

甘くてせつない生活で 死にたくなったら電話して
何にもになれないなんて 嫌 だな

//やわらかな Mao sasagawa #NowPlaying


「好きだから距離を取ろう」
そうすべきです。大切な人を感染させないために。
けれど相手を喰い殺してしまうような愛情が確かにある。

やわらかな、の歌詞の独白部分に
「いつからこんなふうになったんだろう 朝は嫌い ...もう夜も嫌いかも」
なんてのがあるけど、その通りで、今の世界は前よりますます嫌いです。

長い長い春休みでバイトも自粛となりました。
休業補償が出るけどどうしようかなあとベッドから天井を見上げると、いつの間にか朝4時になります。毎日、毎夜、毎朝。

夜がこんなにも簡単に消費されるのは私の中では違和感があります。

通常も異常も、明確な線引きはできないです。
社会学的にいうと質的調査に似ていますね。断言出来ることなんてなにひとつないのかも。

でも明らかにこの数世紀において「異常」であるこの日々に、違和感しかない。

Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday,,,
なんだっけ
コモンセンスで遮らないで

//darling mao sasagawa #NowPlaying

疫病のあとは文化が栄えるというけど本当でしょうか。
人類全員がひとつの議題に直面して、全員それについて考えて、そして各々持論を発信したり実践する。
ひとのいやなぶぶんが、あらわになる。

のちのち、益々嫌いになった世界が残るだけでした、なんて書きたくないです。

おわり。おわらないで。

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