こうして私は騙された!リゾネットの悪夢②(悪魔の登場)
前回は導入編として私のことについてお話させて頂きました。
今日はその続編を書きたいと思います。
前回の記事で私が旅が好きであることと、旅のスタイルについて書かせて頂きました。
私のもうひとつの旅の特徴として「誰かと一緒に行く」という点があげられます。
旅先で「美味しい!」「美味しくない!笑」「美しい!」「暑い!」などなど、その瞬間感じたことを誰かと共感したいんですよね。
そんなもんで、これまで色んな友人と旅をしてきました。
私を悪夢に陥れたのも、何回も一緒に旅をした友人でした。
仮にその友人をTとします。
Tとは今から10年前、共通の友人から紹介され仲良くなりました。
Tは私の3歳下で趣味や価値観はかぶったり、かぶらなかったりですが、お互い仲の良い共通の友人がいたということもあり、Tとも次第に仲良くなりました。
国内では北海道、軽井沢、箱根、山口。海外ではフランス、ベルギー、マレーシア、シンガポール、台湾、韓国と10回以上旅をしてきて、お互いの性格もある程度分かる仲になっていました。
Tは大学卒業後、民間企業に就職し、その後持ち前の才能を発揮し、自ら不動産会社を立ち上げ、順調に業績も伸ばしていきました。
「急にお金持ちになると人間が変わる」とも言われますが、まさにその通り。
会社の寮に暮らし、カーシェアを使っていたTが独立した途端、東京の湾岸エリアの高級高層マンションの夜景が綺麗に見える部屋に住み、高級外車のオープンカーに乗るようになってから少しずつ変わってきたような気がしました。
久しぶりに旅をすると「あの仮想通貨は買いだ」「この案件はヤバいけどめっちゃ儲かる」などなど、これまで聞いたことのない話題を出して来ることも多々ありました。
Tの明らかな変化には気付いていたのですが、実際に成功していた彼に少なからず憧れの念を持っていたことは事実です。
普通のサラリーマンである私が、いくら独身であったとしても都心の高級タワーマンションに住み、高級外車を乗り回すことなんて宝くじが当たらない限り現実的ではありません。(そもそも今は大阪在住なのでw)
また、私は何事も非常に慎重になってしまう性格で、石橋を何度も何度も叩いて叩いて、何ならいつだれが製造して、今の耐震強度なんかも調べちゃって、安全であることを十分に確認してから渡るような人物です。
Tもそんな私の性格を知っていて、自分がTが話す類の投資話などには乗らないこと分かっていたと思います。
なのでそんな類の話は聞くばかりで、私を誘おうとしたことはありませんでした。
きっとTは私のことを「チキン野郎」と思っていたのだと思いますw
そんなある日、Tから連絡がありました。
そう、悪夢はその日から始まりました。