「AACポスターコンペ2013」考-2013,4~5-
あの時の経験や考えは今も変わってないなと思い、始めてみます。
「過去記事転載シリーズ」は過去に活動や考えを発信していた記事や写真をnoteに「自分で転載」するものです。学生時代の文章も多く、なんだかよくわからないこと書いてるのもありますが、そこは原文そのままで。
その時の熱量や臨場感も伝われば嬉しいです。
このコンペには2012年にも応募してて、その時はカレーで文字を作って応募したけど見事に落ちました。2013年はどうしようかなーと考えながら過去の入賞作品を見ているとふと気がついたんです。
「このポスター初めて見た人はこのコンペがどんな内容なのかわかるのだろうか」
このポスターコンペ、ちょっと特殊で「立体作品コンペの為のポスターのコンペ」なんです。コンペのためのコンペ。そのこと知ってるというか、事前に知識のある人が見たらわかるけれど、何にも知らない、ほんとに初見の人はこのポスター見て何感じるんだろうなみたいなこと思ったんです。それ考えると、去年出したカレーポスターは何が伝わるんだろうと思ったわけです。あれじゃダメだと。
そっからはかなり戦略的に進めました。きっと今年もAACという文字を使ったのが来るだろうと、全然違うの作ってやると。自分はいわゆるデザイン系の学校ではないので普通に闘ったって負ける、だからデザイン系の人たちがやらないようなことで攻めてやろうと。「徹底的にAACを表現すること」「誰もやらないようなデザイン」「カッコよく品があること」の3つぐらいを重点に置きながらその他諸々を複合的に脳みその中で重ね合わせていきました。
そんなときにHPで過去の立体作品の写真を見つけました。全部カッコいい、コレしかないと思いました。後はポスターの通りです。立体作品を並べただけでも相当カッコよかったのですが、雑多過ぎたので、スケッチでバランスを整えたという感じです。最終的には3つのコンセプトは達成できたと思っています。
偉そうに書いてますが、これまでコンペ落ち倒してきてるのでよくわかってます。
コンペは運。
そもそもたまたま締め切り(だと思ってた日、実際は違った。)に東京に行く機会があって持ち込みで提出したからよかったけど、それなかったら出せてないわけだし。それもたまたまいつもサボってる会議出て東京行かないといけなくなったからで。
ほんと運です。
審査委員の高井さんに会って審査員にも恵まれたなって思いました。
「たぶんこの人じゃなかったらこのポスター見向きもされてないだろうな」って。
写真は「これや!」ってなったときのもの。
追記(2020,6,25)
以下のものはコンペ入賞後ブラッシュアップした決定稿です。