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KZ Merga (メルガ) は 2DDで13.99ドルのKZらしからぬ中華イヤホン 簡易レビュー #PR


KZ Merga (メルガ)
ファーストインプレッション

低価格で高品質な中華イヤホンをリリースしているKZ(ケーゼット)。
今回私はKZ Merga(メルガ)プレゼントキャンペーンというものに当選しました。

当選とはいえレビューや言及が必要とのことでしたので、この機会に全体的にMergaを見てきたいと思います。

KZ Merga(メルガ)は2DD(ふたつのダイナミックドライバ)を搭載し、13.99ドル(日本円で2024年5月22日現在2,190円) と安価な中国製のイヤホンです。

Mergaはケーブルの線材の違いにより、2バージョンがあります。
一つはOFCケーブル版でこちらはバランスが良いと。もう一つは銀メッキケーブル版でこちらは高音域がやや伸びる感じを得られます。
どちらもマイク付き、マイクなし版があります。

今回手に入ったものは銀メッキケーブル版のマイクなしバージョンです。

それではKZ Mergaを写真で見ていきたいと思います。

開封。付属品はいつものKZでイヤピも一種類。
本体樹脂のクリアさはEDX Liteのクリア版を彷彿とさせます。 DDの金型がアクセントになっていて風車か水車のようです。
実物は安さはありながらもキレイ。
SNSで見ると、FPに傷がある個体がいくつか到着しているみたいです。
シルバーメッキOFCケーブルとOFCケーブル版があり、シルバーメッキの方がきっと高音域が目立つと思います。 イヤーピースはいつものフジツボ型のヤツ。

KZ付属ケーブルにはケーブルスライダーがありません。ケーブルを止めてある針金を使ってこういう風にまとめると簡易なケーブルスライダーになりますので、お試しください。

KZ Merga 音質など

KZ Merga メルガ は初期状態で十分楽しめる
  • 箱出し、未エージング状態、付属のイヤーピースの状態で、KZにしては珍しくずいぶん良い音

    • ストックケーブルで、エージング前でこれなら期待できる

    • リケーブルは必要ないと思う

      • もちろんリケーブルすればさらに変わるとは思うが、しなくても十分楽しめる音

  • 低音域がきちんと張り出しつつ、 高音域を邪魔していなくて高音域もキラっとしたところまで出してる

  • EDX Liteのように樹脂筐体響かせてる感じはあるがプラスチッキーさは音にあまり乗ってこないので気にならず

  • 音の背景の色あい、放射にプラスチック樹脂筐体の色合いがある

  • KZだから超ドンシャリかと思えばそうでもない。ハーマンターゲット的な綺麗な音

  • 高音域はDDのイヤホンとしては割とキラキラしている感じで上までかすれず出ている

    • 銀Castorより高音域はやや出てるかも

    • ただフェイスプレートまで樹脂なので響きは柔らかい

  • 分離感は1DDのイヤホンよりある感じで、中音域も割かしリッチだが、マルチドライバでBAを複数載せてあるイヤホンよりは分離しない

  • 中音域は少しだけだが、やや曇りがかったようなモヤったような部分あり

    • 中音域がスッキリしてる感じはない

    • だただしそれによって中音域が凹みが強いという感じは受けない

  • KZ Castorは特に黒は低音ブーンとさせる為に2DDだったけど、KZ Mergaは、かなり適正な音チューニングカープのイヤホンという感じ

  • だいぶ前からイヤピをつけるステムの筒部分もプラスチックになっちゃったのは個人的には残念。

  • 全金属筐体が好きならZVXがやはりいい。Mergaも全金属だったらうれしかった

  • 空気感はそれほど強くない

    • 音場少しだけ上下に広めか

  • エージング進んでくると、割と音のアタックに柔らかさがあるのに気が付く

  • 筐体でDDの重さを支え切ってない感じはあるが、響き方は味になっている

  • 暖色傾向というほど暖色ではないが、極寒色なイヤホンではない

    • 最近ではTRN ST7のアプローチで、樹脂筐体に包み込んで暖色感が出ているがドライバから出ている音自体は寒色なはず、という感じに寒色暖色の部分は近いと思う

  • 3000円以下でこの音質をやられると、1万以上のイヤホンとか中途半端な気がしてくる

    • もちろん細部を見れば1万円の製品のほうがいいけれど、Mergaは悪くない

    • むしろ味わいとして独特さもあるから1万円よりこっちがよいという人がいてもおかしくない

といった感じです。

響き方が硬くないため、高解像度でのASMR試聴にも向いているかもしれません。

正直、当初期待していたよりずっといい音だという感じで、特に初期状態のケーブルで十分良い音であるのには驚きました。

周波数特性グラフはいつも通り Squig.link を参照すると誰かが測定したものが見つかります。

ハーマンターゲットカーブ?

よくイヤホンの記事を見ているとでてくるハーマンターゲットとはなんでしょう?

この曲線がハーマンターゲットカーブ。
縦軸はある電圧での音圧(音量)、横軸は周波数となっている。

ハーマンターゲットカーブ(Harman Target Curve)は、オーディオ製品の音質を評価するために用いられる、多くの人に好まれるとされる、目標周波数応答です。

このカーブは、多くのリスナーが好むとされる音質を生み出すことを目指して開発されました。
ハーマンカーブは、2012年に科学者とオーディオエンジニアのショーン・オリーブによって提唱され、「ヘッドフォンの音質と知覚との関係」で説明されています。

詳しくは、色々と 検索して調べてみるのも良いと思います。

KZ Merga 商品リンク

公式サイト

Amazon.co.jp (KZ Flagship Store扱い)

Aliexpress KZ Official Store


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西野績葉
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