SeeAudio Yume4 (Yume IV) レビュー：音楽を「聴く」ための個性派イヤホン #自腹
Yume4 (Yume IV) が手元に届きました。SeeAudioのイヤホンはAnou以来です。スペックを見る限り、THDなどの性能が特別高いわけではありません。
むしろ歪みは多そうです。真空管アンプとはまた違った形で、音楽に乗った歪みをうまく聴かせる、他に代えがたい個性を持ったイヤホンという印象を受けました。
See Audio Yume4 パッケージと付属品
パッケージには、なんとRinkoのパネルの予備図面まで封入されていました。しかし、そのRinkoのパネルがパッケージに強力な両面テープで貼り付けられており、剥がすのに苦労しました。図版はシートなどで保護しておいて欲しかったところです。
See Audio Yume4 の音質について
Yume4は、普通の意味で「音が良い」と言われるタイプのイヤホンとは少し異なります。「高解像度」や「分離がすごい」といった特徴はなく、全体のバランスで聴かせるイヤホンと言えるでしょう。
特に、スマホの内蔵DAC直挿しでは音がかなり酷く、本来の性能を発揮できません。ある程度の出力を持つドングルDACなどを使用することをおすすめします。
ローファイな音楽やレトロなポップスなどを聴くと、非常に「映える」ように感じます。このイヤホンは、分析的に音を聴くのではなく、「音楽を聴く」という行為自体を楽しむことで、その真価を発揮します。
See Audio Yume4 デザイン
最初に見たときは、まるで綺麗な飴玉のようだと感じました。
今回、NICEHCK Sakuraと組み合わせてみましたが、見た目の相性も良いです。
See Audio YumeIV(Yume4) まとめ
SeeAudio Yume4は、スペックや数値では語り尽くせない魅力を持ったイヤホンです。高解像度や分離感を求める方には向かないかもしれませんが、音楽を純粋に楽しみたい、個性的なサウンドを体験したいという方には、ぜひ一度試していただきたい製品です。
分析的な聴き方ではなく、リラックスして音楽に身を委ねることで、Yume4の独特な世界観に浸ることができるでしょう。
場合によってはリケーブルやアンプの上流の変化も非常に乗ってくるイヤホンです。また私個人からのアドバイスとしては2pinの接点を接点復活剤を塗ってから抜き差ししてIEM側の接点をクリーニングしてあげることをお勧めします。2PINの接点の部分がYume4のポテンシャルを少し殺していると感じました。
See Audio YumeIV(Yume4) のお買い求め
いいなと思ったら応援しよう！
