SIVGA ANSER ヘッドホン はあらゆるバランスのとれたニュートラルサウンド。質の良い「普通」を体感せよ #PR
SIVGA ANSER「雁」 ヘッドホン レビュー
SIVGA本社より提供いただいたSIVGA ANSER「雁」ヘッドホンは、美しい木製カップが目を引く、質感の高い製品です。
付属品としてケーブルと収納袋が同梱されています。
anserは英語で「雁（ガン）」という鳥のことです。
50mmのダイナミックドライバー エッジにチタン合金を、ドームは有機カーボンポリマーで形成されています。新世代のダイナミックドライバを採用しているという事です。
2025年1月3日現在33980円で販売されていました。
外観・ビルドクオリティ
特筆すべきはその外観とビルドクオリティの高さです。木製カップは美しく、所有欲を満たしてくれます。剛性感もしっかりしており、質実剛健な印象を受けます。見た目も良く、所有する喜びを感じられるでしょう。
装着感
装着感は非常に良好です。カップは回転し、イヤーパッドは柔らかく通気性も良いため、長時間の装着でもストレスを感じにくいです。重量はそれなりにありますが、装着感の良さで気にならないレベルです。
音質
全体的な傾向: 音はやや質量が乗った重めの傾向で、明瞭で曇りが少ないのが特徴です。全体的にニュートラルでバランスの取れたサウンドを目指している印象を受けます。奇をてらった音ではなく、万人受けするような、あらゆる部分のバランスをとった「ニュートラルサウンド」を目指していると思えます。
高音域: 初期状態では、音量を上げると若干荒っぽく感じる場合があります。これはエージング不足、あるいは付属ケーブルの影響かもしれません。実際に、OpenHeartのOCCバランスケーブルに交換したところ、高音域がかなり滑らかになりました。伸びも良く、気持ちの良い高音を聴かせてくれます。高音域は硬さのある音がきちんやや固さを伴って表現されていますが、固くなりすぎはせず、木製カップの響きがあります。
中音域: 中音域は厚みがありながらも曇った感じが少なく、明瞭かつ濃厚です。個人的にはこの中域の表現が気に入りました。厚みがありながらも埋もれることなく、しっかりと存在感を示しています。
低音域: 重めの音がし、弾性はあるが弾むような弾力ではなく沈み込むような弾力感がある。量感と深みが備わっている。
空間表現: 音場の広さはそこそこです。
ケーブルについて
ケーブルはDual 3.5mmで交換可能です。これは音質の調整だけでなく、断線対策としても非常に有益です。付属のケーブルからリケーブルすることで、音質をさらに向上させることが可能です。特に、OpenHeartのOCCバランスケーブルやNICI HiFiのオープニングケーブル（NiCiHiFi-20）への交換は効果的で、後者では細かい音の表現力が向上し、さらに気持ちの良いサウンドが得られました。
コストパフォーマンス
音質に対するコストパフォーマンスは並程度だと感じましたが、ビルドクオリティの高さは価格以上です。奇をてらった音ではなく、バランスの取れたニュートラルなサウンドで、特に中域の濃厚さ、濃厚な中で埋もれない音は特筆すべき点です。
SIVGA ANSER その他
日本国内では代理店である01divers（@01dvrs）が取り扱っています。国内保証を希望する場合や、海外通販でのトラブルを避けたい場合、偽物を掴みたくない場合は、正規代理店である01diversの利用を検討することをおすすめします。
SIVGA ANSER まとめ
SIVGA ANSERは、美しい外観と高いビルドクオリティ、快適な装着感に加え、バランスの取れたニュートラルなサウンドが魅力のヘッドホンです。特に中域の表現力は秀逸です。初期状態では高音域に若干の課題が見られるものの、エージングやリケーブルによって改善可能です。所有欲を満たす質感の高さも魅力で、音質だけでなく所有する喜びも得られる製品と言えるでしょう。
こうしたニュートラルサウンド系のヘッドホンでは、今までThieaudioのGhostを使っていましたが、SIVGA AnserはすべてにおいてGhostより良いので、出番がなくなりそうだと思います。
このレビューが、SIVGA ANSERの購入を検討している方の参考になれば幸いです。
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